1日目から現地のハイスクールの生徒

ICETの留学生は、来豪の第1日目からオーストラリア各州政府の教育省が管轄しているハイスクールに編入し、そこで規則正しい高校生としての留学生活を始めます。その中に、留学生のための特別なカリキュラムが用意されているのです。

この点が、従来の交換留学システムと大きく異なります。従来の交換留学システムは、英語力に関わらず、ホストスクールが提供する科目を現地育ちの生徒と同じ条件で履修します。 英語学習は、各教科を通して学習する形なので、偶然的な学習となります。ICETのプログラムは、生徒の英語力に合せ、カリキュラムに基づいた英語学習を行うのみならず、 他の教科の学習の仕方、外国で生活するための知恵、生きていく上で必要とされるライフスキルなど、留学生として必要なことを平行して学習していきます。

英語学習文化体験野外研修自己啓発高校生活、 この5つの側面からICETの特別な教育プログラムについてご紹介します。

ICETプログラムの中でESL(English as a Second Language *1)は、1年目の時間割の約半分を占め、読む、聞く、書く、話すという言語の4つの機能を平行して高めていきます。 ICETのESL教師は、ESLのみならず、小学校やハイスクールで教えた経験を持ち、日本への留学や、日本の学校や大学で教えた経験を通じて、日本の教育事情、教育システムなどについてしっかりと理解しています。 IETLS*2の審査員の資格を保有者や、博士号を保有している教師もいます。極めて、専門的な知識と技術を備えた教師の提供するESLの授業はユニークで実践的、 生徒一人一人のニーズにあわせた指導だから生徒は常に前向きに学習に取り組んでいます。

この1年の英語学習で、生徒たちは日本での英語学習の10年分に相当するものを得ることができるというのは、決して過言ではありません。 ICETの3年高校卒業プログラムに在籍する生徒たちは、1年目の終わり頃には現地の生徒たちの間で頭角を出し始め、2年目3年目には同等の学習レベルで競合できるようになります。 その結果は生徒の授業に対する姿勢、日々のコミュニケーション、クラスでトップの成績を取得するなど、様々なところで現れています。またIELTSおよびTOEICの結果からもその成長振りは明白なものです。

*1 母語に対する第二言語としての英語…英語を英語で学ぶ授業
*2 IELTS Internatinal English Language Test System
135カ国で使用され、オーストラリアでは学校、職場で英語力を示すものとして公的に使用されている。
評価は1-9までで、9はNativeで教養のある人、1は英語として機能しない。現地の高校の授業についていくには「5」のレベルが求められる。

  • 最高 : 5 → 7
  • 平均 : 3 → 5
  • 最低 : 1 → 3
  • Reading : 3 → 7
  • Writing : 3 → 6
  • Listening : 5 → 8
  • Speaking : 4 → 6
  • 留学前平均 : 310
  • 留学後平均 : 654
  • 245 → 615  (370)
  • 260 → 740  (480)
  • 515 → 860  (345)

図1では留学開始時のIELTSスコアの最高、平均、最低点をベースとして(青棒グラフ)一年間での伸びをを(赤帽グラフ)で表示しています。また図2ではある生徒の一年間の英語の伸びを読み、書き、聞く、書くの④観点で表わしています。いずれの結果からも始まりの英語力に関わりなくそれぞれ飛躍的な成長を遂げています。高校生の一年間で7に近い評価点を取得できるのは画期的なことです。TOEICのスコアで分析してみると平均して一年間で344点の伸びが観られます。

ESLの授業を通じて、現地ハイスクールの通常の授業で十分にやっていけると判断された生徒は、生徒が希望すれば、本科の授業に移行し、科学、歴史、地理、経済、地理、物理、生物など核となる科目を現地育ちの生徒たちと一緒に学習する道も開かれています。

卒業後は第三言語をマスターする生徒、オーストラリアや海外の大学に進学し専門知識を習得し素晴らしい成績で卒業する生徒、就職後日本と海外の架け橋として活躍する生徒も、確実な英語力とコミュニケーション能力そして、専門知識を思う存分に生かして人生を楽しんでいます。

英語の伸びは日本語に比例
ICETの特徴として、英語学習のベースに日本語学習がプラスされることです。高校生は、まだ母国語の日本語を発達させている最中です。日本語に秀でる生徒は英語にも秀で、英語に秀でる生徒は日本語にも秀でるということが、過去17年間の生徒たちの結果が証明しています。

もりだくさんの野外研修

教科の学習と並行して、また、リクリエーションとして、見学や野外研修がたくさん計画されています。大きなものは次のようなものです。

カウラ・キャンベラへの研修旅行
ICETの生徒たちは、授業の一環として毎年首都キャンベラに旅行します。第二次大戦中に起こった悲劇を学習し、平和の意味を考えるための研修です。
ReefandRainforest/さんご礁と熱帯雨林の旅
生涯思い出に残る旅行です。一週間ほど、クイーンズランドのケアンズで紺碧の海を眺め熱帯雨林の中で自然環境についてまたアボリジニーの文化について学習します。
スキートリップ(11年生のみ)
毎年7月に1週間のスキーまたはスノーボードを楽しむ旅行があります。大自然の中で、身体的、精神的な強さ、自信を養うための特別な訓練プログラムです。
ボランティア活動
毎年生徒たちは、学校内や地域におけるボランティア活動に従事します。目的は、学校以外の環境で、地域のために活動している人々と交流を持ち、生徒たちにさらに広範な活動体験が持てるようにするためです。普段、教室では見られることのないパーソナリティが見られる場でもあり、この間に、生徒たちは目に見える成長を遂げます。
11年生・12年生のスタディ・キャンプ
11年生と12年生の始めに、HSCに向けての精神的な姿勢を整えるために、また、仲間たちとの信頼関係を強めるために数日間の合宿に出かけます。
市街探索
毎月1度、歴史的に有名な場所や博物館などシドニーならではの場所を訪れ、ピクニックランチを楽しみます。

日本文化紹介の機会

カリキュラムの中にアンバサダープログラムという時間を設けています。オーストラリアに居ながらにして様々な文化に触れて、吸収する中で自国の国の文化に付いて発信する事も同時に重要なことです。自国のことを説明するというのは簡単なようですが、いざとなると意外に難しいのです。例えば「茶道」をとってみましょう。説明してみてくださいと言われても、日本語ですらも、いったい何をどこまで、どう説明すればいいのか、自分の知識の不確かさを再認識することになります。日本の文化を紹介し説明するためには、まず、正確な知識が要ります。資料を集め、知識を得、英語でどう発表するかを学びます。それから、ホスト校で日本語を学習している現地の生徒たちに日本文化を紹介したり、日本語を教えたり、周辺の学校やいろいろな施設に出向いていきます。生徒が制作しパワーポイントを使用して発表される?ImageofJapan?は、ホストスクールの「歴史」「文化と社会」「日本語」「食べ物とテクノロジー」などいろいろな教科の中で紹介され、日本を知ってもらうことに役に立ちます。日本のすばらしい文化を再認識し、自国の文化に誇りを持つと同時に、文化交流を通じてたくさんのオーストラリアの人々と交わる機会が広がります。オーストラリアの生徒たちも、このレッスンをとても楽しみにしています。日本の文化をきちんと英語で表現することができるようになると同時に、普段の教えられる側から教える立場に立つことで、自己評価を高めることもできますし、オーストラリアに貢献しているという意識も持つことができます。また、リーダーシップを発揮する良い機会でもあります。

ICETの学習プログラムには、自分のパーソナリティを理解し、周りの人々への理解を深め、社会の一員としての立場を考える分野の学習や、異国で暮らすための知識、生活のヒント、グローバルな視野の養成、国際的なマナー、異なる価値観、文化の比較などさまざまな角度から社会を見て考え、主体的な学習の姿勢を総合的に培う分野の学習がカリキュラムの中にぎっちりと詰まっています。次のCAPDという授業の中で主に学習します。

異文化理解と自己開発CAPD-CulturalAwarenessandPersonalDevelopment

リサーチ、クラス・ディスカッション、発表、チーム・プロジェクトなどを通じて、下記のようなことを学びます

  • 自分について・自分とのつきあい方
  • 他の人々について・他の人々とのつきあい方
  • 良い人間関係を築き、保つためのコミュニケーション
  • リサーチの仕方とまとめ方
  • 文化や価値観の比較
  • 違った角度からの物の見方
  • 自己の行動の選択と責任
  • 問題解決への姿勢
  • 視野を世界に広げる
  • 自分の関心事を広げ、自分の可能性に挑戦し、自分を開拓する
  • 現在の地球社会
  • 自己管理(感情のコントロール、計画性、時間の有効的な使い方、自主性、自立性、自分の人生に対する責任など)

日本からの留学生は、来豪の第1日目からオーストラリア各州政府の教育省が管轄しているハイスクールに編入し、そこで規則正しい高校生としての留学生活を始めます。その中に、上記の留学生のための特別なプログラムが実施されているのです。

ICETのプログラムに参加する生徒たちには、オーストラリアの高校生として学校生活のイベントに参加する機会がふんだんにあります。
コンサートバンド、ロックバンド、ロック・エステッドフォド(学校間のミュージカル競合)、SOPA(ダンス、演劇、音楽の祭典)、野外研修、スキー・ツアー、エディンバラ公爵賞、エコ・クラブ、生徒会活動、各種スポーツ、ボランティア活動、ホストファミリーとのBBQ(年数回)、水泳大会、競技大会など。

◎仲間は生涯の友
日本人の仲間たちが一緒にいることの精神的なサポートは、計り知れなく大きなものです。1年、3年という長い間、生徒たちが「学校が楽しい」「幸せ」と過ごせるのは、周りのサポートもさることながら、共通の目標を持ち、励ましあいながら一緒に学習し、同じ体験を共有できる仲間たちの力によるものでしょう。

ICET Official Blog

「オーストラリア、シドニーにて正規高校留学プログラムを運営するICET校長原田房枝による留学生の様子や保護者に向けたメッセージ。」


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オーストラリアの高校留学はICETにお任せください。ICETはオーストラリアの現地高校と共同で、日本人高校生を対象とした留学プログラムの開発および提供を行っている、オーストラリア連邦政府のCRICOSおよびNEASの認可を得ている教育機関です。 20年以上の経験と常に変革を続ける教育プログラムは幅広い分野で実績を残し、日本における英語教育のみならず、オーストラリア社会からも高い評価と信頼を得ています。