現在留学中の生徒より

2012年1月新しいICETの生徒達の一年が始まりました。

生徒の感じ方は様々であり、思いも様々です。 ここに掲載する生徒の想いは、「オーストラリアの生活って、こんななんだ」と想像していただくための資料です。

始めの頃は不安を綴っているものもありますが、今、彼らが持っている不安は、まったく当たり前のものですし、一人が綴っていることは、ほぼ全員に共通して多かれ少なかれあるものとしてお読みいただければ幸いです。

2012月1月 オーストラリア到着! By Taiga

オーストラリアに着いてすぐオリエンテーションキャンプがあった。キャンプでのご飯は、正直あまり口に合わなかった。だけど、そのおかげでhostでのご飯が普通以上においしく感じることができた。 ホストファミリーと始めて会うときは、胸の鼓動がドドドドド・・とすごかった。でも、今考えれば緊張しすぎだったと思う。まだ、1週間だけど、だいぶ hostに溶け込めている。 ホストファミリーはとても温かく迎えてくれて、溶け込みやすい環境にしてくれる。オーストラリアでこのホストファミリーとこれからもうまくいきそうです!!

 

2012月1月  もっとたくさん話がしたい By Yurie

オーストラリアに来て1週間経ち、やっとホストとの生活に慣れてきました。ホストの家へ行って3日間くらいは1人になったときにさみしいと思っていましたが、今は、全く思っていません。

私のホストの家はモデルルームみたいで、きれいすぎて少し落ち着きません。ホストに話したいことがあって、上手く伝えようにと考えていると遅くなってしまいます。 嬉しい事は、私がホストに質問すると、細かく教えてくれ、発音が悪いと、できるまで教えてくれます。今、私はシャイな子と思われています。実際はシャイではありません。もっとたくさん話しがしたいと思っています。

オーストラリアでは、Yes/Noをはっきりしなければなりません。スーパーで好きなものを聞かれ、好きだけど欲しくないときは、そう言うのがとても大変です。すぐに答えを求められます。 これからもっとたくさんのことを知り、質問し、日本にすべて持って帰りたいと思っています。

 

2012月1月  いつになったら By Seiya

あっという間に1週間が経った。もちろん身の回りは、すべて英語! ホストファミリーとコミュニケーションはうまくいっている。YesやNoもはっきりと言える。 先日、Jordanの誕生日パーティに招待された。パーティに来た友達は、すべて、Davidsonの生徒だった。僕は、なんとか友達になろうと 自分を紹介した。でも、その後は、なかなか輪に入れずにいた。 みんな話すスピードがすごく速く、聞き取ることができないし、英語が話せないから自分の意見も言うことができなかった。その自分に苛立ちを感じていた。 いつになったら相手の言っていることを理解し、自分の考えを伝えることができるのだろうか?

2012月3月  オーストラリアに来て1週間 By Shu

オーストラリアに来て1週間経ち、やっとホストとの生活に慣れてきました。ホストの家へ行って3日間くらいは1人になったときにさみしいと思っていましたが、今は、全く思っていません。

Australiaに来て3ヶ月が経ちました。「もう」と言ったらよいのか、「まだ」と言うべきかはよく分かりませんが、僕たちにとってプレッシャーを与える数字になっていることは間違いないです。

今日は、この3ヶ月間について少し書きたいと思います。僕は、この3ヶ月を一言で表すなら「学ぶ」という言葉を選びます。留学しているのだから当たり前だと言われればそう なのですが、ここでの学ぶは、学ぶことによってスタートラインにやっと立てた、スタートする準備ができたという感じです。

日本はとてもすばらしい国です。Australiaもまた本当にすばらしい国です。ですが、どんなにすばらしいと言っても、必ず「違い」というものは存在します。きっと僕を含め留学 生全員誰もが、その違いを知り、学び、悩んできたことだと思います。

来た当初は、その違いに気づいたとき「なんで?なんで?」と日本の観点にあわせ文句、不満ばかりが口に出ていました。

そのたびにたくさんの人とぶつかりました。ですがそうするなかで見つけたことは、なぜここいるのか?という自分に対する質問でした。

日本に合わせていてはここに来た意味がない。日本と変わらない。ただそれだけのことに気づくことができませんでした。しかしながら、この違いを学んでいなければ気づくこと もできなかったと思います。

いまでは、日本との違いにであったとき「そうなんだ」と言えるようになりました。恥ずかしながらこう言えるようになったのはつい二日前のことです。 そう考えることができるようになって、どこか心が晴れた気持ちです。違いを「学んだ」ことによって、ようやくよいスタートがきれそうです。 

 

Fusae先生より

誰にとっても、この最初の3ヶ月は、本当に大きな学習の時期です。 以前、生徒には話したことがありますが、留学の最初の3ヶ月は、お母さんから誕生した赤ちゃんが最初の数時間の間に学ぶことに比例するくらい、あるいは、それに継ぐ大きな学びの時期です。

赤ちゃんは、泣く、空気を吸う、おっばいを飲む、お母さんの心臓の鼓動に安心感を得る、自分を支える羊水もお母さんの子宮の壁もない無限の空間に置 かれ、お母さんの肌の接触に慣れなければなりません。 今までの聞いたこともない人々の声や音も聞こえてくるでしょう。その間に、決定的に重要なことを学ば なければ、生きていけません。

留学生の最初の3ヶ月の体験もこれによく似ています。親元を離れ、全く新しい環境で、違う文化の中で、今まで生活したことのない人々と生活し、新しい方法で学習し、そして、「自立」を果たさなければなりません。 そうでなければ、サバイバルは不可能となるからです。

苦悶し、苦闘し、嘆き、文句を言い、捨て鉢な気分になり、投げ出したくなり、どうでもよくなり、人とぶつかり、といったことは、本当に当たり前のことです。 問題は、そこから何を学ぶか、それを乗り越えて成長するか、あるいは、あきらめてしまうかです。シュウ君は、何かに目覚め、見事にそれを乗り越えたようです。あとは、成長まっしぐらです。

Congratulations, Shu! It was worthwhile to put our belief in you.

2012月3月  改めて自分と向き合えるように By Yuichi

オーストラリアに来てから改めて自分と向き合えるようになってきたと思います。日本での自分は、こんなもんで良いかとか、そんな適当な感情でした。 しかし、改めて外国に来て、適当ではこちらの生活がよくおくれないと思い、危機感を感じるようになりました。

オーストラリアに来て、日本がどれだけ恵まれているのか分かりました。

あと、オーストラリアに来る前に分かっていたんですけどバドミントンがさかんではないことを。 しかし、早くオーストラリアのバドミントンチームに少しでも早く入り、世界のプレーに触れ、日本に居る同期のバドミントンプレーヤーを見返したくなりました。

元々、私は英語があまり好きではなかったのですが、何とか頑張っていけています。ホストファミリーもよく色々な所に連れて行ってくれて、楽しい生活を送っています。

 

2012月5月  このチャンスをしっかり掴みたい By Arisa

日本を旅立って四ヶ月になりました。オーストラリアはだんだんと肌寒くなってきたようです。

私の英語力はというと、自分でも正直わからないことはあります。今は焦りと友達や家族や親戚からの期待に答えようと頑張っています。 最近出来るようになったこと は、日常会話が7割近く聞き取れるようになったことや、フードテクノロジーで料理を作る時、前よりもレシピを解読できるようになったことです。 しかしまだ まだ全校集会で言われていることや、オーストラリアの友達同士との会話など聞き取れないことも沢山あります。

まだ六ヶ月半あると皆は言いますが、私はもう六ヶ月半しかないと思います。この与えられたチャンスを無駄にせず、後悔しないように過ごします。

また最近では、日本語を教えに土曜日に日本語学校へボランティアに行っています。私の担当学年は最高学年で、ほとんどの子がペラペラです! 私も負けずに努力しようと思うボランティアでした。

悔いの残らない留学生活にします。

 

Fusae先生より

言語学習は長い時間を要します。複雑な気持ちが見え隠れしますが、みんな一緒にがんばりましょう。

2012月5月  みんなに元気をあげられるように By Miyu

時間が経つのは早いものでオーストラリアへ来て四ヶ月が経ちました。

オーストラリアへ来て日本では感じたことのないことをたくさん感じたりいくつもの素晴らしい体験をたくさんしてきました。

私がオーストラリアへ来て一番強く感じることは人と繋がることの大切さです。私が今こうしてオーストラリアで貴重な時間が過ごせていられるのは家族のお陰であり、 辛いことがあったとき支えてくれて優しい言葉をかけてくれるのは友達です。

私は人が大好きでいつも人と関わっていたいと思うのでその反面本当にいろいろなことを感じます。 いつも人と良い関係でいることは難しく、考えても答えが出なかったり悔しくて涙したことも何度かありました。しかし、それ以上にたくさん元気を貰ったり幸せを感じたりすることができています。

この一年を通して留学を良いものにするには仲間との間に強い信頼関係が必要だと私は思っています!

そこで、みんなに元気をあげられるように私はいつも笑顔でいたいと思います。私の大好きなお話”Pippi Longstocking” の主人公ピッピはいつも笑顔でたくさんの人を幸せにしています。 私もピッピのような素敵な人になりたいと心から思ってます

オーストラリアの人に「あなたの笑顔素敵だね」と言われると本当にhappyな気持ちになれます。

6月にはSOPAなどの大きな行事がたくさんあるので私たちの団結力を見せつけたいと思います。

あと残りの6ヶ月半一日、一日を大切に過ごしていきます。

Fusae先生より

ミユさんの大きな笑顔がPipiのようにみんなの心に届くといいですね

友達、ピアプレッシャーというのは、若者たちにとってもっともエネルギーを要求されるもののひとつです。世界中、どこに行ってもこれは同じです。(大人でもそうですものね。)

留学生活も友達との関係が上手に行ったら、留学体験の全部が楽しいものとなり、逆に、子どもたちのエネルギーを殺ぐ原因となるものも人間関係です。 家族や住み慣れた土地を離れた留学先では、赤裸々な自分を見つめることになるために日本では想像もできな かったいろいろな変化が起こります。その変化を受 け止め、消化し、栄養にして成長するのが留学の過程のひとつです。

だから、留学すると人間的に大きく大きく成長するのです。

今週は、Yr 8 Language DayとCarnivaleが入っている、大きな週です。みんなの団結と信頼関係がまさに要求されるときです。

ふたつの行事を大成功に完遂できるよう、すれ違いや摩擦や価値観の違いを克服し、みんなで支え合い、一緒にがんばりましょう。

2012月6月  日本では見られないもの By Mizuho

6月に入り、最近朝や夜はどんどん寒くなってきて、冬の訪れと留学の残りが半年になったことを実感しています。

先日皆でcityへ行ってきました。様々な屋台が並ぶフリーマーケット、現代美術館と天文台を訪れ、散々歩いて相当疲れて来ました。フリーマーケットにはホットレモンや飴等食 べ物系から、服、アクセサリー、キャンドル、路上パフォーマンスまで日本では見られないようなものもたくさんあり、皆で満喫してきました。

美術館では私達が行った期間は「Marking Time」をテーマにしていたので、絵、像、また部屋全体を使ったアートも含めて、素直に綺麗だったり、考えさせられる作品の数々を 見ることができました。その素晴らしさについては既にブログで語られています。

天文台ではどう見ても月にしか見えない欠けた金星を観察し、真っ赤な太陽も見られましたが、やっぱり天文台は一度夜に行ってみたいです。

とても充実した日曜日でした。来月のexcursionも楽しみです!

 

Fusae先生より

企画した計画がこんなふうに生徒の目と心に浸透していることがわかると、やはり嬉しいものです。もともとは、南十字星を見て欲しくて計画したものですが、いつかそれが実現できるよう念頭においておきましょう。 こういう願いなら、叶えてあげたいですものね。

2012月8月  僕の原点 By Seiya

オーストラリアに来てもう6ヶ月が経過しました。シドニーの空港に到着し留学が始まることにドキドキしていた自分がまるで昨日の事のように感じられます。16年間 親の元で全く不自由なく生活していた僕。何か気に入ならないことがあれば、文句を言っていた......本当に子供でした。

しかしこの6ヶ月間、僕は一歩大人に近づけたと思います。知らない土地で、言語が通じない土地で、親がいない土地で、自分を精一杯出そうとがむしゃらでした。オーストラリアに来て2ヶ月間は本当に辛い日々でした。

学校でも、Aussieの人が言っていることが理解できなかった、自分から話す勇気がなかった、ただその人たちの周りにいて彼らが話していることを聞くことしかできなかった。しかしこれは今となればいい思い出の一つなんですがね。今では彼らと毎日凄く楽しく過ごしています。

この留学は決して英語力のためだけでは決してない。この一年間は信じられないくらいに自分を成長させてくれて大人になることができる今僕はそれをとても感じています。オーストラリアに来て本当に良かった。ここは僕の原点です。


To be Continued...続く

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「オーストラリア、シドニーにて正規高校留学プログラムを運営するICET校長原田房枝による留学生の様子や保護者に向けたメッセージ。」


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