未来は、今日の教育に託されています

近年は、大勢の若者たちが海外に留学していきます。留学が教育のひとつの形態として日本社会に浸 透してきたといえましょう。教育が一人の人間の生き方を大きく左右することは言うまでもありません。 テクノロジーの発達により、ニュースは瞬時にして世界中に送られ、インターネットで世界中との交信が可能な今、グローバルという言葉がますます重きを持ってきます。DNAが解明されるにつれ、人間の身体をめぐって大きな革命が起りつつあります。
医学界でも法曹界でも、今までには存在しなかったタイプのモラルが要求されるようになってきました。開発国の経済のために未開発国の自然が破壊され、未開発国の人口増加や貧困が世界経済を圧迫し、また、人間の愚かさと慾のために地球そのものの生命が 瀕死の状態にさらされてきています。
これからの世代を生き、これからの世代のリーダーとなっていく若者たちが活躍できるためには、コミュニケーションも物事の視野も問題解決方法もグローバルな規模とレベルが要求されるようになります。 世の中は、日々すさまじい勢いで変わり複雑になるばかりです。世界語となった英語がわからなければグローバル世界に仲間入りすることはできません。
しかし、英語は単なる道具でしかありません。問題は、その道具を上手に使える中味です。 良き市民としてグローバルな社会に貢献できる資質は、英語学習からだけでは得られません。では、どんな留学なら、そうした資質を培うことができるのでしょうか。留学先に健全な価値観に基づいて生徒を導くガイダンスがあることです。 同時に、優れた教育課程と信頼のおけるしっかりとしたサポートがあることです。違う文化の中で暮らすのですから、その体験を存分に生かせる環境と指針が必要です。それがあってこそ、留学は、安全で、中身の濃い、確実に成果のあがるものとなります。
ICETにはそれが用意されています。ICETの教育課程は、留学してくる日本の高校生のために作られたものです。 短い期間に最大限の学習成果を上げ、次の学習過程に続くしっかりとした基礎を築き、国際社会のメンバーとしての礼儀を学び、信頼され尊敬される人となる価値観と教養を培うための学習コースです。
留学の最初の日から現地校のメンバーとして、半分の時間を現地の学校の授業、残りの半分を同時進行で徹底して「生きた英語の習得」をめざします。 それがどれほどのものかは、1年目の終わりに、選択授業の中で、現地の生徒と同等に競合できる生 徒が毎年数人出てくることで証明されています。 3年目ともなれば、受講する全教科で十分に競合できるようになる生徒の数は決して少なくありません。そこには、もちろん、生徒の大きな努力の賜物ですが、その裏に、生徒の努力が実る教育システムがあるからこそ可能なことなのです。
ICET の留学教育課程に乗り、安心して、海外での体験と学習を楽しんで下さい。
2012 年 1月 20日 ICET 校長・理事 原田房枝