先輩たちの言葉

投稿日:2014年3月8日

二人の先輩たちの訪問がありました。

数日後には、大学という新しい世界が待っているミユウさんとセイヤ君。

ICET/DHS時代を振り返り1年のベストの使い方、そして、帰国後の生活について、現行生たちに話をしてもらいました。ランチタイムでの話だったので、みんなはランチを食べながら、一生懸命を耳を傾けていました。

「留学の成功の中身は、みなそれぞれに違うけれど、僕の場合には。。。」という前置きで始まり、強調していたのは、ホストファミリーとの生活を大事にすること、そして、DHSの生徒たちと友達を作る事。そのふたつに尽きる。そして、英語は、そこからついてくる、というものです。

「単語帳を覚えても、それを会話で使えなければ意味がない。会話を持つことで英語を身につける。」

「今の時期は、友達作りで必死の頃だった。勢いがあるのは今。あと数ヶ月もしたら、その勢いはなくなる。友達を作るのは、その勢いがある今。」その勢いをどのように利用し、話しかけるきっかけや、一緒に遊ぶ方法、そして、週末に一緒に出かけるようになるまでの方法が伝授されました。たくさんのDHSの生徒たちに囲まれて1年を過ごしたセイヤ君ならではのヒントでした。

「週末はホストと。友達から誘われても、ホストと何かすることになっていたら、そちらを優先。友達とは、またいつでも出られる。」「日本人の友達と一緒にいることは、日本でいくらでもできる。DHSの友達を作ることがここでの優先。」

「帰ってからもホストや友達とコンタクトを取り続けること。それが、力になる。その継続で、こうやって、いつでもオーストラリアで迎えてくれる人たちがいるから帰ってくることができる。」

「オーストラリアにいたら、人として見てもらえる。日本に戻ったら、点数でしか判断してもらえない。受験勉強で失われてしまった自分を取り戻しに来た。新たに向かう大学での勉学のためのエネルギーを再び得ることができた。そして、再び、自分を感じることができた。」というセイヤ君。

「自分は自分でいていい。人をそんなに気にしなくなった。自分を人と比べることもしなくなった。」

「人間関係で悩むことがある。でも、そのことが自分を強くした。」というミユウさん。

ここにいる間は、多くのボランティア活動に従事します。最低でも40時間、年間120時間を越える人たちもいます。80時間を越えたら知事賞をもらい、ICETには、知事賞をもらう生徒が毎年何人かいます。それなのに、

「日本に戻ったら、ボランティア活動に出てこなくなってしまってびっくりした」という発言がミユウさんからありました。その現象の原因は、一体何なのでしょう? あんなにボランティア活動をしたいと喜んで参加していた生徒たちが、そんなふうに変わってしまうのは。。

iPod, iPadに関しては、「先生、どうして、そんなものを許可してしまったんですか?」という厳しい質問が。

「そんなものは本当に留学中には必要のないものだったということを日本に帰ってから思った。多くの生徒たちがそう感じている。留学中は、ないほうがいいものなのに、あれば、どうしてもそれに頼ってしまう。無ければ頼らない。要らない。無いほうがいい。」

考えに考えを重ねることなのですが、また、真剣に本当に何が良いのか考えなければならない率直な意見がありました。

留学当時、常に笑顔を保ち、人々との和と癒しを第一義に考えて人々との交流、特に、ホストファミリーとの友情を大事にしたミユウさん。

キャンパスや家での交流はもとより、普段の授業や宿題だけでは物足りず、毎日たくさんのエクストラの学習を先生から求めこなしていたセイヤ君。

それぞれの留学の目的、目標は異なれど、それぞれに1日24時間を1年間フルに使いこなした二人の「これが自分の留学、これが自分のベスト、そして、最高の1年にした」と言い切れる誇りと自信に溢れたトークでした。

ありがとう!

別れ際の車の中で、セイヤ君が、

「 “Cause, I am special.” ですものね。。」と意味のある笑みを浮かべました。

“You are special”. ”Everyone is special.” そう、本当に一人一人が皆スペシャルなのです。そのスペシャルな命と人生、大勢の先輩たちも、そして、現在留学中の生徒たちも、思う存分に活かしてくださいね。

それが自分へのご褒美で、そして、ご両親への恩返しです。

 

 

 

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