Thank you, Mrs. Oberg

投稿日:2014年11月7日

IMG_4543Mrs. Obergの送別会がありました。

一体、何十人のICETの生徒たちがお世話になったでしょう。

この20数年、DHSだけではなく、この地域の音楽教育をリードされてみえたオバーグ先生。誰からも慕われ、尊敬され、「伝説的な先生」の存在となっています。

 

たくさんの卒業生が集合。これまで会ったこともない人たちが、わずかな練習だけですぐに聞かせる曲に仕上げてしまいます。

ある方は、オバーグ先生が赴任されたばかりの頃の生徒ということで、卒業生の中では一番年長の教え子だそうですが、在学当時から、「デュオ ダック」と呼ばれて名を馳せていた双子の兄弟で、弟さんはパプアニューギニアにいらしてもう8年もお互いに会ってないということ。送られた来たのは弟さんのドラムのフィルム、それに合わせてお兄さんがクラリネットを演奏。その絶妙な演奏ぶりに会場は拍手喝采。

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ある卒業生は、自分の高校生時代はとても大変な時で、音楽のみが支えだった。オバーグ先生の支えがあったから授業に出る事ができ、それが、学校で出た唯一の授業であり、HSCを受験したのも音楽だけだった。でも、先生の支えがあったから道を外れることがなく、今は3人の母となって幸せな家庭を築いている。オバーグ先生には、感謝しても仕切れないというスピーチがあり、お二人は、固く、固く抱き合ってみえました。

 正面の大きな画面には、会場に来られなかった多くの卒業生たちのメッセージが画像と一緒に映し出されました。最後に、special messageとして、ミサオさんとエリさんからのメッセージ。会場が最初、シーンと静まり返り、もうじき赤ちゃんが生まれるというミサオさんには、拍手が。そして、ミュージックだけでなく、英語も教えていただいきました、例えば、”b…….” のエリさんのメッセージに、会場は大爆笑。

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カナエさんからの美しいカードは、「今開いたら涙が出てしまうから、後に一人になった時に」とハンドバッグにそっとしまわれていました。

先生がDHSに赴任されたばかりの頃には、何を言われているのかさっぱり理解できない日本からの生徒たちがクラスに何人も。たいていの先生は、さて、どうしたものかと思案に暮れますでしょう。

オバーグ先生は??? 「私に日本語を少し教えて。最初の話ができれば、なんとかなるでしょ!」 さあ、いらっしゃい!」 というような感じで、日本からの生徒たちを大手を広げてクラスに受け入れてくださいました。

そのうちに、日本人の生徒たちがとても人なつこく、礼儀正しく、熱心で、その上、音楽的な才能を持っている生徒たちがたくさんいることわかり、先生は大喜び。DHSには、最初はまだ言葉がままならなくてもICETの生徒たちを熱心にそして優しく受け入れてくださる先生がたがたくさんいらしたのですが、その中でも、オバーグ先生は特別に生徒たちをかわいがってくださいました。

でも、それは、日本人、オーストラリア人に関わらず、すべての若者に対する先生の寛く深い愛だったのです。

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オバーグ先生へのICETの謝恩会は、また、別に設けることになっています。

 

 

 

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