ジャカランダの季節
投稿日:2014年11月9日
ジャカランダが青空のもとに満開になった日。
紫のきれいな花。
シドニーの至るところに、この花が咲くと、それは、もうじき別れが来ることを意味します。
別れがあれば、再会があり、それは、単なる物理的な距離の問題であって、築いた絆は、決して切れないものだとわかっていても、1年間のシドニーでの生活は、じきに終止符を打ちます。
だからこそ、最後の最後まで気を抜くことなく、ベストの毎日を送って欲しいと思います。
最後をどう締めくくるかについては、いくつかの格言があります。
例えば、シェークスピアの「”All’s well that ends well” 終わりよければ、すべてよし」。途中でいろいろなことがあっても、終わりが良いものであれば、そうした苦労や失敗も良い物に包まれて終わることができる。
「立つ鳥跡を濁さず」。立つ瞬間まできちんとした生活を送り、ゴミを残したり、ホストが片付けなければならないような状況では決して去らないこと。
「有終の美を飾る」。最後の最後まで、その人のベストを尽くし、見送る人々の心や脳裏に残るその人のイメージは、とても良いものとなる。
さて、みなさんは、どのように最後を締めくくりますか?
この1年間、遅刻をしたり、時間に遅くなる、ということは、ほとんどありませんでした。
先週のYr 10フォーマルでは、ベリンダさんは、みんながお行儀が良いことをとても誉めてみえました。バスの運転手さんたちは、行きも帰りも、とても良い生徒たちだと誉めてみえたということです。
翌日、DHSの10年生たちは、大勢が遅刻だったり、休みだったのに引き換え、ICET生徒は、数名の例外を除き、全員が遅刻をせずに登校してきました。
宿題やアサインメントもほとんどの生徒たちが、一生懸命にがんばっています。
残り、4週間、名実ともに「有終の美」となるようにしましょう。
ひとえに、一人一人の心構え、意識にかかっています。