未来から見る今
投稿日:2012年8月20日
少し遅れましたが、野球は優勝したということ。
これから州大会に行くのかどうかは、まだよくわかりませんが、ともかくも、DHSのチームが周辺100キロ以内くらいの地域での優勝を果たしたようです。ダイキ君、ケンタ君、タイガ君、シュウ君の4名の活躍が大きかったことは言うまでもありません。
ハルナさんが所属する女子サッカーチームは準優勝になったということ。
これからは、バスケットボールとバトミントンの試合がいくつか入ってくるようです。それがあってか、今日の放課後の体育館では両方のグループが練習をしていました。オーストラリアの学校での放課後のスポーツの練習風景は極めて珍しいものです。ICETの先生とICETの生徒ならではのことでしょう。
今日の9年生のCAPDの授業は、宮島さん、朴さん、柴原さんの3名の卒業生を囲んでの座談会になりました。
日本に帰国した後に起こること。心理的な対応や変化。大学受験。大学での生活。企業に入ってからのこと。そうしたすべてのことを通しての留学という体験への想い。たくさんの思い出。
先輩たちの知恵袋が、そして、現在留学中の生徒たちの好奇心と関心が全開となった2時間でした。
現在留学中の生徒たちの4年先、10年生を歩む先輩たちからの話は、大きな意味を持ったことでしょう。
今の段階では見えない数年先の未来を、その未来から訪ねてきてくれた先輩たちから目の前に展開させてもらうことによって、今していることに意味がもたらされ、多いに刺激になったようです。
「ますますやる気になった」「もっとやらなくちゃ」「絶対、夢を果たすぞ」「夢中になることを探したいな」といった声が放課後に聞こえていました。
ここ数週間、長期的な展望の目的をもった瞬間から俄然やる気を見せるようになっている生徒たちがいます。先生たちから勉強せよなどと言われる必要がまったく無いのです。自らが時間を惜しみ、時間を見つけ、必要とされるものを学習し、やればやるほど燃え、それに喜びと誇りを持っています。周りもそれに刺激されてきます。
自分たちで切磋琢磨する環境を作り出していることは頼もしいことです。
週末がんばった学芸館のオープン・スクール用のビデオも完成を見たようです。みんなの撮影の努力、宮島さんに妥当性を見ていただき、そして、リカさんとシュウ君の編集の努力でできあがったものです。演出の上手さが際立つ制作です。
URAフォーラムのジャーナルもミホさんとツバサ君の尽力で、完成間近なところに来ています。
そして、12年生のタイキ君とマコさんは、日本での受験に向けて様々な書類を揃え、志願書を発送するという大きな任務をアサインメントや試験の合間を縫って今日達成しました。
私の見えるところだけでも、いろいろなことが何層にも何重にもわたって起っています。生徒たちの毎日は忙しいわけです。