区切りの時

投稿日:2012年11月24日

すばらしいお天気の土曜日となりました。

この週末は、いろいろなところで、いろいろな形で、みんながひとつの区切りをつけています。

毎週土曜日に行われていたJCSの日本語教室は、今日が最後の日となりました。ボランティアだからなのか、ボランティアなのに、と言えといえばいいのか、いずれにしても、8ヶ月の間、毎週土曜日に出かけて日本語を教えるという活動をよくがんばって継続してきました。交代で参加してきた皆さんの貢献は、大きく感謝されています。

その貢献に感謝したいということで、JCSの先生がたがICETの生徒たちをピクニックに招待してくださり、お昼は、先生がたが作ってくださるということでした。きっと、楽しい時間となったことでしょう。

8ヶ月の間、毎週キャプテンとしてメンバー調整、JCSのシーハン先生との連携を保ってきた、ハルノさん、アユミさん、ありがとう!! 大きな責任でしたね。一度の漏れも失敗もなく毎回確実に実施できたことは、大きな賞賛にあたいします。二人のキャプテンと、そして、8ヶ月の間ボランティアを努めた生徒たち全員に、ICETの代表者として、心からお礼を述べます。みなさんがこのようにきちんとすばらしい結果を残したことは、とりもなおさず、「ICETの生徒さんたちのお陰で」という言葉でICETの生徒たち全員に、そして、プログラムに戻ってくるからです。

皆さんのこの真摯な姿勢と結果が、来年の生徒の上に、そして、その後に続く未来の生徒の上に良い形で反映されることになるのは、本当にありがたいことで、心から感謝しています。

 私は、明日、日本に発つマコさんと時間を過ごすことができました。新12年生になったミホさんを交え、3年間という長いようで短い年月の留学が持つ意味、思い出、将来のことなど、いろいろなことを語る貴重な時間となりました。到底一言では言い表せない深く大きな体験のすべてを人生の糧として受け止め、未来へのしっかりとした土台を築いていることを自ら感じていることは、私にとっても極めて感慨深いものです。

とても感銘深い言葉を彼女が引用していました。誰の言葉かわかりませんが、「今この瞬間がどれほどの価値が持つものかは、それが思い出となってからでないとわからない」という意味のものです。この言葉の響きと意味は、今を大事にせよと繰り返し生徒たちに強調している私にも、頭をガンと打たれるほどにすてきな表現です。

 世界は、一瞬一瞬、変わっていきます。誰も、次の瞬間を予測することはできなくなりました。科学とか金融は、一生懸命この先にどうなるかを予測しようとしています。でも、実際のところ、誰も予測などできません。できると思いたいから予測し、展望を持ち、計画し、備えようとします。

私たち人間が今この瞬間の世界を、社会を良いものにしないのであれば、次の瞬間に良いものにはなりようがありません。この瞬間に良いものがあれば、すてきなものを持っていれば、明日は、良いものであることを信じることができます。今が良いのですから。

明日日本に帰国するマコさん、来週帰国するタイキ君、そして、8日に発つ1年組の生徒たち。その一人一人が、みな、揃って、今の自分を誇ることができ、今の時間を大事に生きていると言うことが言えるはずです。それは、とりもなおさず、「今の瞬間」を今年ずっと大事にしてきたからです。その姿勢と誇りをそのまま未来に持っていってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントをどうぞ

お名前(必須)

メールアドレス(必須)

URL

ブログトップへ戻る