Girl Risingの映画を観て

投稿日:2013年10月21日

映画の感想が出てきました。

いくつかご紹介します。

「今、この作文を書いている瞬間にも、家事を1日中こなしたり、男性からひどい行為を受けたり、何かが原因で命を落としている女性が沢山います。

本当に、世界中の女性が幸せに暮らせるようになってほしいです。でも、自分が何をしていいのか、何ができるか、正直あまり分かりません。あまりにも大きな問題なので、何から始めていいのか分かりません。

あの女性達が少しでも平和に暮らせるように、今、自分に何ができるか考える必要があります。」by Huuka

 

「今までこのような男女差別の激しい国について考えたことも詳しく聞いたこともありませんでした。

今は、日本は男女同じように教育を受けることができますが、昔は日本も差別が多かったと聞きます。しかしながら、他の多くの国では、今でも厳しい男女間の差別があります。

ただ性別が違う、女か男かだけで教育が受けられなかったり、仕事に就けなかったり、酷い所では虐待のようなことをされたり、たくさん問題があります。

私が驚いたことは、世界中の女性の三人に一人が、生涯で性別を理由に痛め付けられる事があるという事実です。

今、世界には活躍している女性がたくさんいます。そして、女性がいなければなりたたない事もたくさんあります。男性は子供を産むことはできません。女性の考えを必要とする仕事もたくさんあります。女性がいなければ世界はなりたたないし、さらに進歩する事もないでしょう。世界中の人々がそんな女性の大切さや重要性をもっと理解しなければいけません。

確かに、男性のほうが力が強かったり、運動能力が高かったりするかもしれません。ですが、力が強いだけではなにもできません。女性は、男性にない繊細な考えや技術、辛抱強さを持っているかもしれません。でも、それだけではなにもすることができません。

男性と女性がうまくやっていくことで、多くの進歩があり、物事が成功するでしょう。男女平等に考える事でみんなでいろいろなことがよりよくできます。

性別という言葉を違いとしてみるのではなく、役割、必要性としてみることで、世界はもっと幸せに、質が高くなると私は思います。

私も一人の女性としてなにか世界に貢献できたら良いなと思いました。この映画を見ることができてとても良かったです。」by Noriko

 

「これまで私たちが学習してきたMDGsの現状をこの映画を観て深く知ることができたと思うし、学習することが実際の生活とつながって役に立つのだと実感しました。特に、私のグループは、「男女の平等」について学んだので、より興味深かったし、「世界ガールズデイ」にこの映画を観たことは、私にとって意味の大きいことでした。 (中略)

 (父親がスケッチブックとペンのセットを娘に買ったストーリーについて)それらは、私にはすぐに手に入るものであり、今まで無駄に使っていたものばかりです。その場面を見た時、もっと物を大切にしないといけないなと思いました。

それと同時に、私は、日本という設備などが揃っていて何でも手に入るようなところに生まれたことはラッキーなのだということを学びました。また、オーストラリアにも留学させてもらい、とても貴重で素晴らしいことをさせてもらっているのだと改めて思いました。

残りの2ヶ月に悔い残さず、健康で日本に帰ることはもちろんのこと、これからの人生、自分と眞逆の生活をしている人達がいることを頭に入れて命を無駄にせず生きていきたいと思いました。」by Mio

 

「印象に残っている場面は、たくさんの話しが合わさっているのですが、避けられない問題によって教育を受けられない少女たちの場面です。

地震、紛争、家系。あらゆる逃れられない理由によって学校にいくことも友達と遊ぶこともできずに、働いたり、家の手伝いをしていました。これは、日本やオーストラリアでは考えられないことだと思います。なぜなら、日本もオーストラリアも豊かで安全だからです。他国へ学びにきている異国人の私でさえもこんな満足な教育が受けられます。

同じ女性として、この映画はとても大きな影響を私にあたえました。」by Chinami

 

「私は映画を見て、世界中でたくさんの女の子が学校に行けない状態であることを知りました。映画を見るまでは、どのくらいの数の女の子が学校に通えないのか、男の子より女の子の方が学校に通えない率が高いことなど、全く知りませんでした。

学校に通えない子供たちが世界中にはたくさんいるということは知っていたけれど、映画を見て驚く所がたくさんありました。また、学校に通えない理由が様々であることも学びました。その理由として主に二つのことが取り上げられていました。

一つ目は、男女の格差で、2つ目は貧困ということです。女の子に教育は必要ない、女子はひたすら働いていればいいという観念が世界中に存在するということを知り、とても驚きました。教育は生活していくにあたって、とても重要なものだと私は思っています。色々な知識を学ぶことで、視野が広がり、世界に貢献していく人が出てくる世の中に、そんな観念をもった国を放っておいていいのかと疑問に思いました。

もう一つの貧困問題については、やっぱり、貧困で苦しんでいる人たちに少しでもできることはする、ということが大切だと思いました。

自分よりも年下の子供たちが、小さな頃から教育が受けられず、毎日、重労働をしていると思うと、何か気の毒で、その子たちの分も教育を受けられる自分の環境に感謝して、毎時間、1回1回の授業を大切に過ごそうと思いました。一人でもたくさんの子供たちが教育を受けられる環境が増えていくことを私は望みます。

授業と映画を通して、改めて教育(授業)の大切さを学ぶことができました。」by Sae

 私が、この映画を観ることで生徒たちに得て欲しいと思ったことがいくつかあります。

 自分たちの置かれている環境が、当たり前では決してなく、むしろ、とても特別であることを認識すること。

では、その恵まれた環境に命を授かった自分をどう磨き、どう使うのか。

恵まれた環境にあるからこそ、何か特別なことができるのではないか。

そんなことを考えていくきっかけになったようですね。

 

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