深まる日豪関係
投稿日:2014年1月28日
今日は、初登校。
Australia Dayという特別な行事をはさんでのLong Weekend、シドニーでの最初の週末を過ごした生徒たち。
お天気にも恵まれ、いよいよとオーストラリアの家庭生活に足を踏み入れました。
家のニワトリの卵を集めたり、家のプールで泳ぎを教わったり、ビーチでラクダに乗ったり、子どもたちとトランポリンをしたり、教会に行ったり、映画を見たり、フェリーでManlyからOpera Houseに向かったり、家族や家族の友達のbirthday partyに出かけたり、ピクニックに行ったり、BBQ したり、ショッピング・センターに買い物に出たり、海で泳いだり、と様々な形でホストファミリーでの時間を過ごしたようです。
ホストファミリーに、それぞれどんな様子で生活を始めているのか、一軒ずつ電話を入れ始めていますので、近々、日本のお家にもその様子をご連絡させていただきます。
Mr. Manningから出されていた宿題は、全員が完了し、Australia Dayが何なのかをホストに尋ねてみるという宿題にも、何人かがトライしました。
今日は1日、長いセッションだったのですが、がんばって取り組みました。しっかりと目を見て説明を聞くという姿勢が、すばらしくいいです。
教室内は英語のみ、という取り決めにも、全員が上手に反応し教室内から英語しか聞こえてこないという環境を生徒たちが作っていることにも、大きな拍手を送ります。
実際のところ、オーストラリアの生活の中で、日本語を使う場面は、CAPD-Cultural Awareness and Personal Developmentという週2時間の授業のみで、それ以外は、生徒の生活は、全部英語です。
日本人の友達と話す時に日本語で話すか、英語で話すか、日本語で話せば、その間は、日本語の世界になります。週末日本人の友達と時間を過ごせば、その間は日本語になります。でも、それは、生徒のチョイス(選択)です。
研修中は、英語と日本語と両方使ったのですが、英語は、発表という形で、先生や講師へのレポートと語り掛けでした。今日は、日本人どうしが英語を使うという一番照れる、しかも、極めて心地悪いことの壁を彼らは突破しました。それも全員が。
例年、全部英語に切り替えることを強く推し進めたい生徒たちがいる中で、どうしてもその壁を越えることができない生徒たちがいることを考えると、今年は、全員がその壁を初日に越えたということは、すばらしい快挙です。
一度、これを突破してしまうと、あとは、もう恥ずかしいことは何もないわけですから、思う存分、試すことができます。
Well done, students! と心から賞賛したいです。
あとは、これを毎日の習慣にしてしまうことです。全員がどれだけ英語を伸ばすのか、ワクワクしてきます。
日本とオーストラリアが数ヵ月後にFTA(自由貿易協定)を結ぶようになるというニュースが今朝ありました。Abbott首相が4月に日本と訪問し、安部首相が7月に日本の総理大臣としては初めてオーストラリアの国会で演説することになっているということです。
http://economictimes.indiatimes.com/news/international/business/japan-and-australia-nearing-fta-deal-reports/articleshow/29489034.cms
上記は、The Economic Times誌の今日の報道です。
日本とオーストラリアは安全保障の面でも強い結びつきがあります。FTAにも賛否がありますが、日豪の双方が貿易に大きく依存しています。アボット首相は、政治的な言及は別として、日本を「アジアの中でのベスト・フレンド」と呼んでいますので、今後、この2つの国の結びつきは、これまで以上に深くなることは間違いないでしょう。
オーストラリアに留学してくる生徒たちが、ふたつの国の架け橋として将来大きく活躍するようになることは、現実のものになりつつあります。すでに、友情という形で、それに貢献しているのですから。
今日は、教頭先生が歓迎の挨拶に来てくださいました。1年、何も心配なく、しっかりと勉強し、たくさん楽しんでいって欲しい、と。
Performing Arts部門の主任のオーバーグ先生は、学校のバンドに参加しませんかと誘いに来てくださいました。今まで楽器に触ったことがない人も、この際と思うのであれば、ぜひ、いらっしゃい、と。
養護のザッピア先生も、どんなことでもいいから、困ったらいらっしゃいねと声をかけてくださいました。一人ずつ、いろいろな先生とのつながりがこれからできていきます。どの先生も強力にICETのプログラムを支援してくださっている方々です。
明日は、DHSのmentorsとのランチです。どれほど、楽しみにしていることでしょう。
http://economictimes.indiatimes.com/news/international/business/japan-and-australia-nearing-fta-deal-reports/articleshow/29489034.cms