ジャスティンとマットによる全校集会でのスピーチ

投稿日:2014年2月13日

(ジャスティン)私は、ジャスティン ナイト、こちは、マット コノリーです。私たち二人は、去年の11月8日に、ホストファミリーにお世話になりながら岡山学芸館高等学校に通学とするという人生を変えてしまう体験の旅に出ました。

私のホストファミリーは土居さん。お母さんはジュンコさん、お父さんはマコトさん、ホストブラザーとシスターのレン君とサラさん。津山という岡山からは1時間近い離れた町に住みました。毎朝4時五十分に起きて6時に家を出て学校に行きました。

(マット)みなさん、こんにちは。私はマットです。日本語の学習と文化の中に身を置くために日本で1ヶ月暮らすという機会を得て、岡山に住みました。私は指輪さんのお家にお世話になりました。お母さんはとも子さん、お父さんは、かずあきさんと言います。4人のホストシスターがいました。みな、私よりも年上です。28歳のちかさん、26歳のえりさん、24歳のななさん、そして、16歳のゆきさん。ちかさんとななさんは、どこか別の場所に暮らし、えりさんは、お母さんと一緒に美容院を経営していました。ななさんは英語がペラペラで、オーストラリア人のボーイフレンドがいました。私は、ゆきさんと一緒に学校に通いました。彼女は、英語を勉強するために、今は、カナダに行っています。岡山市内の西河原というところに住みました。

(ジャスティン)岡山駅まで1時間半電車に乗り、乗り換えて 西大寺駅まで30分行き、そして、学校まで10分歩きました。岡山城、日本の古都京都、ユニバーサル スタジオなど、多くの面白いところに行きました。でも、私は、この毎日の電車通学を楽しみとしていました。なぜならば、たくさんの興味深い人々に出会うことができたからです。学校の清掃の時間も楽しみでした。みんなが外に出ていて、友達と遊んだり、日本語の練習をすることができたからです。

(マット)私は、駅まで20分歩き、ジャスティンと同じ電車に乗り、学校まで歩きました。広島やいろいろな場所の観光に連れていっていただき、違う種類のレストランで信じられないようないろいろな日本食を試させていただき、本当にホストが大好きです。学校生活は、ここでのものととても違います。本当にいろいろなことに目覚める経験となりました。学校の外でホストと過ごす時間、学校でできた新しい友達と日本語を話すこと、有名な観光地に行くことなど、楽しみがたくさんありました。

 (ジャスティン) 日本食はとってもおいしくて、毎回の食事が楽しみでひた。友達やホストファミリーとこんなにも仲良くなるなんて。。。この研修で最も辛かったのは、ファミリーやクラスの友達にさようならを言うことでした。私の英語がわからない30人のクラスメートの前でスピーチし、それをわかってもらうために日本語に訳すということは、私の今までの人生の中で最も難しいことでした。なぜならば、ここでできた友達は、私の生涯の友達で、この友達にまた逢えるまでにはどのくらいの時を待たなければならないかと思うと、胸が熱くなるものがあったからです。

(マット)もっとも辛かったのは、ホストファミリーと友達にさようならを言うことでした。それは、私の心に生涯残るとてもたくさんのすばらしい思い出を一緒に作ったからです。クラスの中では、明らかに言葉の壁がありました。時には、その事実に圧倒されることもありましたが、でも、そんな時は、新しい文化に飛び込み、新しい友達を作るということのすばらしさを改めて感じる時でした。私が日本で出会って、私を日本に歓迎してくださったすべての方々に、今も深く感謝しています。

(ジャスティン)日本にいる間に、私とマットは、ここにいるすばらしいICETの生徒達に出会いました。マットと私からのお願いです。彼らに声をかけ、自分を紹介し、ぜひともこれらの美しい若者たちと知り合ってください。私は、これらのICETの生徒たちと知り合ったことで、私の人生が変わり、これからも変わり続けていくでしょう。(DHSの生徒の)みなさんの人生も、彼らに出会うことで変わります。彼らは、私たち自身のことについて、日本のたくさんのことについて教えてくれます。彼らは、私が人生で出会ったもっともすてきな人々たちです。

みなさんから声をかけて欲しいというのは、彼らはとてもシャイだからです。こんなにもたくさんのアングロサクソンの人々を見たことがないからです。見かけも話す言葉も違う人々に囲まれていたら、どんなふうに感じるかを考えてみてください。

2014年のICETの生徒たちを紹介します。コウキ、ホノカ、ユズ、カホ、マサキ、ノノコ、リナ、モモノ、シオリ、アオイ、ナミ、リキヤ、ユーサク、カヨ、ワタル。

(マット)ここにいるみんなは、私が慣れない新しい文化にいる時に助けてくれ、日本語の学習を手伝ってくれた人たちです。彼らは、ここに英語の勉強にきています。だから、みんなで彼らの手助けができます。ランチタイムに、自分を紹介し、ハローと言うだけの簡単なことから始まります。日本の文化について、そして、私達の文化とどれだけ違うかに本当に驚く事でしょう。この機会に、こんなすばらしい人々に出会うことができる機会を与えてくれるICETに大きなありがとうを言いたいです。こういうチャンスは、そんなに起こるものではありません。だから、10年生の生徒たちには、日本に行ける奨学金に応募し、極めてユニークな文化に触れ、人生を変えるような旅に出ることをぜひとも奨めます。

ICETの2014年度生を紹介できるのは喜びです。アケミ、ショータロ、アスカ、ユカ、ユウヤ、フユウ、アヤカ、ジュンセイ、タカマサ、シオリ、ヒナ、カリン、ハルカ、そして、コウダイ。

ご拝聴ありがとうございました。

ジャスティン ナイト

マット コネリー

以上が、DHSの全校生に向けてのジャスティンとマットのスピーチです。彼らが日本で如何に大事にされ、たくさんの友達を作り、その友情が生涯に渡るほどに強いものであり、ホストファミリーとの深い絆ができ、そうしたすばらしい体験が彼らの人生を変えるほどに大きなものであったこと、そうした体験に本当に感謝していること、そして、その体験を通して、DHSの生徒たちに、積極的にICETの生徒たちと交流することが自分たちを豊かにすることであり、同時に、ICETの生徒を豊かにするものであるということが、ビンビンと伝わってくるスピーチです。

文化交流、異文化理解は、相互交流で始めて成り立つものです。この二人のオーストラリアの若者たちが体験してことが、そのまま、オーストラリアに留学してきたICETの生徒たちの上に恩恵のあるものとなることは、本当に嬉しいことです。

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