ジレンマ
投稿日:2014年2月19日
アセンブリー(全校集会)は、隔週であります。
今日の内容は、去年の卒業試験(HSC)で優秀な結果を修めた生徒たちが招かれて賞状を受けるというものでした。
DHSは、州立の学校なので、選抜ではなく、周辺地域に住んでいる生徒たちに入学の優先権があり、さらに広い地域からも条件が揃えば、誰でも来ることができます。従って、ある基準をもって生徒の入学を管理する私立の学校とは大きく違い、生徒の能力も考え方も宗教的な信念も、そして、文化的、経済的な家庭背景も非常に幅の広いものとなります。
今日ゲストとして招かれた去年の12年生(卒業生)たちは、40名。もうみな散ってしまっていて、実際に出席できたのは、20名余でした。この生徒たちは、ひとつまたは複数の教科においてNSW州全体のトップ10%に入っている生徒たちなのだということ。そして、40名というのは、去年HSCを受験した生徒たちの半分に相当する数だということでした。
パティンソン校長先生は、「パフォーミング・アーツだけでなく、DHSがアカデミックな学校であることを誇りに思う。先生方のすばらしい技術と努力に感謝する。同時に、生徒たちが、目標を持ち、それに励む姿勢を維持し、互いに切磋琢磨し、協力し合い、勉強とリラックスする時間のバランスを保ってきたからこそ可能だったこと。極めて嬉しい。」と言ってみえました。
DHSの50%の生徒が、そのレベルにいるということは、掛け値なく本当にすごいことです。
ドラマ・アンサンブルとボーカル・アンサンブルは、毎週金曜日の放課後に練習。バンドの早朝練習もスタート。でも、ドラマとミュージックの両方にいる生徒は、ひとつしか選ばざるを得ません。どちらを選べばいいのか・・・
バスケット・ボールと野球のノックアウト・チームの編成は、今週中に。
有機野菜を作ったり、野菜を先生たちに販売したり、種や苗を買う資金集めのためにケーキを作って売ったりするエコ・クラブも今週から活動開始。
いろいろなことが回り始めています。でも、ジレンマも起こってきました。
来週水・木・金に7年生との合宿に出かけます。この合宿は、7年生(小学校からあがってきたばかりの子どもたち)と、彼らのmentorである10年生の生徒たち、そして、ICETの10年生の生徒たちが2泊3日で様々な活動や体験を通して、仲良くなり、信頼関係を築く場です。
ここで一挙に大勢の友達を作ることができます。
それ故に、みんながとても楽しみにして待っているのですが、どうも、いろいろなことがこの合宿と重なりそうなのです。バスケット・ボールのノックアウトも、水泳の地区大会も・・・
個人的には、ホストが金・土・日とホリデーハウスに行くので、金曜日は学校(キャンプ)を休めるかと聞かれてどうしたものかと悩む生徒もいます。
なかなか大変ですね・・・