あり得ない授業
投稿日:2014年3月9日
アヤカさんからの寄稿です。
オーストラリア文化の洗礼をたくさん受けているようですね(笑)
「オーストラリアに来て何日がたったのか、わかりませんが、大体慣れたと言えるでしょう。
最初のころは、それこそトイレから常識まで色々と知らぬことばかりで、思考停止することも多かったのですが、今ではそうなることも少なくなりました。
家庭では、「これはやっていいことなのか…」と迷ったり、色々と迷惑をかけ、ストレスを溜めることも多々あります。ですがそれは自分で改善できる事であり、ぶっちゃけなんとかなります。
学校において…慣れぬ教室移動、覚えられぬ先生の名前、生徒のノリ、日本とは全く異なる授業。
どれも大変ではありますし、正直困るようなこともありますが、楽しいです。
特にElectiveこと選択授業。私はドラマとミュージックを選択していますが、どちらも日本ではあり得ないような授業形式です (言い過ぎか?)。
どちらの授業も、言われた事に対して素早く対応できるか、即ち瞬発力が大事です。あなたは「ハイ、じゃあ、5、6人ずつグループ組んでねー」と言われて見知らぬ人と急にグループを組めますか? 私は無理ですがね。
他に、「来週の何曜日までに自分の好きな楽器をみんなの前で演奏してみせて」など (実際にありました) 人によってはストレスになるようなこともあります。ですがそこで思い切ってバリッと壁を乗り越えると逆に開き直れて清々しい気持ちになれます。
オーストラリアに来て初めての選択授業で、私は生徒や先生が何を言っているかサッパリわかりませんでした。今でも首を傾げるようなことばかりです。
「日本であれだけ先生がしつこく言っていた耳が大事というのは本当だったんだな…」とつくづく思います。
ここで英語力がぐんと伸びるかどうかは自分次第であり、たまに投げ出したくなるようなこともありますがここに来てよかったと思います。
自分でも何を書いているかわからなくなってきたのでここでやめます。」 by Ayaka
日本と違うことを体験することに、留学の醍醐味があります。
留学は、生まれたばかりの赤ちゃんが体験するショックによく似ています。赤ちゃんは、生まれた瞬間に泣くこと、肺で呼吸すること、おっぱいを吸う方法を覚えなければなりません。留学生も同じです。それまで慣れたことを全部捨て去り、新しい方法、新しい環境に瞬間的に慣れなければなりません。徐々に、なんて言っていると、時間はどんどんと経っていきます。そして、飛び込み方をますます躊躇するようになります。
新しい方法に飛び込むのが、早ければ早いほど、成功率は大きくなります。ストレスレベルも下がるスピードは早いです。
アヤカさんのように、「思い切ってバリッと壁を乗り越えると逆に開き直れる」という方法、これが功を奏します。ほとんどの生徒たちが、この方法を上手に使っています。まだ、壁を乗り越えていない部分がある生徒たちは、今がチャンス。
これからも乗り越える壁は、次々と出てきます。
やろうと思っても、お腹が痛くなるほどに緊張したり、失敗が怖いこともあります。それは、新しい挑戦に付きもの。でも、それが自分を大きくさせること。あの、7年生のキャンプである生徒が言っていたように、「怖いからこそ、自分を広げるために挑戦するのだ」と。
そして、挑戦してみれば、アヤカさんのように、開き直った清々しさが味わえる。ついでに、自信も。そして、誇りも。
Have a goの精神。
思い切ってやってみるしかない!
道は、そこから拓けてくる。今まで知らなかった新しい新鮮さと広さで。