Visit to Model Farm High School
投稿日:2014年4月4日
今日は、招待を受けゲストとしてModel Farms High Schoolに行ってきました。
MFHSは、DHSから車で1時間くらい北西に行ったところにある学校です。学校は、まだ30年ほどの比較的新しい学校ですが、名前は、歴史的な意味を持っています。
オーストラリアがまだイギリスの植民地であった頃、囚人や入植者たちに、農業のやり方を教えるために、モデルとなる農地を開拓するためにこの地域一帯が選ばれました。その歴史を忘れないために、敢えてこの名前が学校に付けられたのだそうです。
名前の由来通り、学校のカリキュラムの中には、「農業」があります。学校の裏には、大きな牧場があり、牛や羊が草を食んでいました。
今朝は、昨日からの続きで、朝7時から、何人もの生徒が準備のために登校し、一生懸命にいろいろな作業をしたり、和太鼓の練習を机の上でしていました。来週金曜日のランチに売るカレーのポスターもたくさんでき、学校のそこここに張り出されました。
本当によく動き、よく働きます。
やがて、普段は見られない姿で教室から出てきた生徒たち。お迎えのバスを待つ校門の前が、一挙に明るくなりました。
日本から持ってきた浴衣が、ようやく役に立つ日が来ました。
去年は実現できなかったのですが、ここ数年、MFHSに招いていただいています。それは、下の写真の方のお陰です。卒業生の皆さん、覚えていますか? 一緒にバンドを組んだ人たちは、当然、覚えているでしょうが、「Society and Culture」を教えていただいた人たちもたくさんいると思います。
Mr. Baronsです。
以前、DHSで教えていらして、ICETの生徒たちは、とてもかわいがっていただきました。先生が去られる際に、「この学校で僕が一番特別に印象に残っていることは、ICETとの関わりで、本当にいろいろなことが豊かに感じられた」と全職員の前で言ってくださった時には、とても感慨深いものを感じました。
新しく移られたMFHSから、毎年、招待状が届くようになったのです。
MFHSでは、今年は、56名の生徒たちが待っていてくれました。9年生、10年生、11年生で日本語の選択教科を取っている生徒たちと、11年生の「Society & Culture」の授業で、たまたま日本のことを勉強したばかり、そして、去年、日本に研修旅行に行った生徒たち。みな、日本に大きな関心を持っている生徒たちです。
中には、去年、URA Forumに参加した生徒たちもいました。
彼らは、それぞれの授業で、日本語でしなければならない課題や、日本の文化についてICETの生徒たちに質問しなければならないリストを持って参加していました。
折り紙、習字、福笑い、剣玉、浴衣の試着と5つをホールの両側で行い、10分くらいで移動していくという方式で、少しずついろいろなことを試してもらいました。
DHSの生徒たちにとっては、ICETの生徒たちは自分たちの学校の一部であり見慣れた風景ですが、ここの生徒たちにとっては、まさに「日本からのゲスト」。みんな、熱心に、そして、フレンドリーに迎えてくれました。
こんなすてきな名前ができました。
写真は、明日、また掲載します。