母の日

投稿日:2014年5月11日

オーストラリアでは、手放しに、”Happy Mother’s Day!” の今日。

ナイジェリアで起こっていることは、あまりに悲惨で、あまりにも想像を越えたあり得ないことであり、とうてい、happy! とは言えない心境にあります。

オーストラリアの母の日の祝い方の中には、子どもたちがパパと一緒に朝ご飯を作り、その間、お母さんはベッドで朝の時間をゆっくりと楽しむという習慣があります。

お花をもらい、プレゼントを開け、その日は、お母さんを囲んで家族が集まり、BBQをしたり、レストランに行ったり、芝居やコンサートに出かけたり、普段、なかなか一緒にできないことを家族で一緒に楽しみ、お母さんに感謝する、というのが恒例です。

留学生は、一緒にホストマムに感謝しながら、きっと、日本のお母さんに深い想いを馳せていることでしょう。

留学もこの頃になってくると、日本のご両親に対する感謝の気持は、本当に深いものとなり、自分が置かれている身に対して、そして、今まで大事に育ててきていただいたことに対する感謝は、刹那的なものだけではなく、心の底にしっかりと座ったものとなってきています。

それは、ことあるごとに、「日本のご両親に感謝する」という言葉や、「今まで親に甘えすぎていた」という言葉が、生徒たちから頻繁に聞かれることでよくわかります。

親にとっては、子どもが幸せであることは、最高の宝物でしょう。

幸せであるということは、大方の場合には、子どもが自分の人生に意義を見いだし、周囲の人々との関係が良好なのだと想像がつきます。それは、一夜にしてできたものではなく、子どもが生まれた時からのみんなの意識と努力の賜物です。

「母の日」だから、特別なこと、ではなく、お母さんへの感謝は、毎日のこと、いろいろな場面で、いろいろな出来事の中で、そして、自分に与えられた環境の中で、自然にいつもわき起こるものです。そして、その感謝があれば、自分のお母さんへの姿勢や態度や言葉遣いは、自然に、感謝に満ちがものになるはずです。

でも、そうでない場合。あなたがもう高校生くらいの年齢だったら、不満や愚痴をこぼす前に、お母さんに優しい言葉をかけ、お母さんがありがたいと感じるような行為を、あなたが先に示してみたらどうでしょう。

あなたを取り囲む人間環境は、劇的に違ってくるかもしれませんよ。それは、日本のお母さんだけでなく、ホストに対しても同じです。

例えば、朝起きた時の気持のよい挨拶、朝ご飯を作っていただくのであれば、食べる前にありがとう、そして、いただきます、の挨拶。おいしいね、という感想。「お母さんは、夕べよく眠れた?」という質問などから始まるお母さんとの会話。食器の片付けはお母さんに任せるばかりでなく、時には、自分がお母さんの分も片付ける。ランチやお弁当を作ってくださったことにありがとう!

朝だけでも、こんなにもお母さんへの感謝が示せます。

そして、毎日の生活の中で、自分が考えている事、感じている事、あったこと、未来の夢など、なんでもいいから自分のことをシェアする。それも、感謝を示す大事な方法です。

この日に、物を買って終わり、の日ではありません。

自分の生き方を見つめ、ご両親からいただいた命を自分が上手に、大事に使っているか、ということを考える日としましょう。

なぜなら、それが、最高の親孝行であり、最大の感謝を示せることになるからです。でも、その中で、その感謝の気持をきちんとご両親に伝える、示せることが,あなたの幸せだけでなく、ご両親の幸せを倍増することになります。

意味のある、そして、実のある母の日、Mother’s Dayにしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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