将来の道

投稿日:2014年5月23日

先日、二人の生徒たちと、将来進みたい方向の話をしました。

一人は、歴史が好き、でも、歴史を専攻した場合には、それが職業につながる可能性は少ないのではないかとの迷い。

歴史といえば、私の専攻も歴史。私は、本が大好き。本の虫と言われたほどに、本が大好き。だから、歴史のように過去のできごとと向かい合っているのは、最高に面白いし、自分の性分にもあっていたのでしょう。メキシコの遺跡に骨を埋めていいと思うほどに、ラテンアメリカの歴史に没頭していました。

それが、いろいろなことが複雑に絡み合い、いつの間にか、メキシコからオーストラリアに移り住むようになり、ここ20年余は、将来を担う若者達と毎日直接触れながら過ごすことになりました。

お陰で、この20年は、その前の40年とは比較にならないほど、私の人生は豊かになりました。

時には、胸が痛くなったり、頭を抱え込みたくなるような問題にぶつかることもありますが、出会うすてきな若者達、彼らを軸に広がる、保護者の皆様、日本の学校の先生方、オーストラリアの学校の先生がた、地域社会の人々、ホストファミリーなど、様々な人々との繋がり、そのひとつひとつが私の人生のかけがえのない財産です。

留学時代には、夢にも思わない道を歩むことになりました。

歴史を専攻したいと言う生徒は、近代史が好きだということ。いろいろ話しているうちに、関心を持っていることは国際関係学の中で広く学べるものであり、その中で特に好きなことは、さらに自分の興味の中で深めていくことができるので、時に、その方向で考えてみることになりました。

いろいろな角度からあたってみて、情報を集め、そこから、自分が本当にしたいというものを見付けていったらいいでしょう。いろいろな方向に自分の未来を拓いていくことができると思います。

もう一人は、食品の勉強、あるいは、農業をしたい、そのためには、今、何を勉強したらいいか、ということでした。

今は、昔と違い、消毒、防腐剤、合成化学調味料、着色料、肉となる動物が食べている物に混合されている物質や化学薬品、遺伝子組み換えなど、私たちが口に入れるものが危険だらけになってしまい、ホルモンやアレルギー、その他心身への影響は深刻です。精子や卵子にもたくさんの奇形が発生するようになってしまっているほどに。

様々な情報が氾濫する中、何が正しいかを見極めるのはなかなか難しく、食に対する正しい知識の普及は、早急に必要なものです。

そういう角度から社会に貢献したい、ということ。

たまたま、農業関係、食に関する記事が目につきました。学校では、ニュースを通して、あるいは、特に11年生、12年生には、いろいろな時の話題を話したり、印刷してまわしたりするのですが、ここに掲載するという方法がありますね。紙を使わなくて済みます。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140521/265034/?n_cid=nbpnbo_mlp

http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140521/265051/?P=1

 

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