Evaluate information

投稿日:2014年6月11日

このブログでは、行事を扱うことが多いので、たまには、英語学習のクラスを覗いてみましょう。

 “Evaluate information”というのが、Academic Readingのクラスで今学習していることのタイトルです。

情報を取得する際に、その情報が一体どういうものなのかを自分で評価し、判断できる技術と能力と知識は、ITの発達により情報が氾濫している昨今、極めて重要な技能となります。

事実なのか誰かの見解や意見なのか、一体何を言おうとしているものなのか、それをどう見分けるかということをいろいろな資料を使って演習問題を重ねていきます。まずは、たくさんの語彙を学び、単純な文の情報から始まり、長文の中身を理解し解釈する段階に持っていきます。

事実として取り上げている物のリストには、世界の地理、有名な建物、歴史的事件、惑星、古典の音楽家、作家と作品等様々な題材が入っています。

短い記述の話題には、Ohio州に1998年に建設された”The Rock and Roll Hall of Fame and Museum”, ペットの種類、ポンペイの火山、チョコレートの歴史、風邪の症状と対処法、「くるみ割り人形とネズミの王様」の話やバレーなど、教室にいながら、いろいろな時代に、そして、世界のいろいろなところに旅しながら、英語という言語だけでなく、様々な知識も同時に習得していきます。

ちょっと覗いただけでも、ワクワクしてきます。

”God Father”の映画からの抜粋を使って、映画の解釈の練習。

語彙は、日本語/英語の訳ではなく、

Stereotype=a fixed idea or image of what a particular type of person or thing is like,

fictional=referring to people in a story that is not real,

take over=to get control of or become responsible or something

というふうに、英語を英語で理解することの練習を積み、クロスワードなどでも遊びます。

その後にエッセイを書いたり、ディスカッションをしたり、Readingの授業ではあっても、英語の4つの領域(Reading, Listening, Writing, Speaking)をできるだけ強化していきます。

 こうしたことを何回かのレッスンに分けて学習していきます。

ESLのレッスンでは、賛成する、賛成できない、という議論の仕方をいくつかのテーマを通してディスカッションのテープを聞いたり、自分たちの考えをぶつけ合います。

これは、例年、日本人生徒たちが最も困難を覚える分野です。特に合意できないという理由を述べることは、日本語でさえもできるだけ避けたいところなので、英語でするとなると余計控えがち。単に学習上のことであって、本意を求められているのでなく、異論を唱えれば唱えるほどディスカッションも熱が入りおもしろくなるので、それがわかってどんどん意見を出してくると、授業は弾みます。

ここでは、発音の練習も入ります。

Academic Listeningの授業では、1994年に大量殺戮を体験したルワンダで、今、アイスクリームをビジネスにしている女性の話を取り上げています。1994年に何が起こったのか、どうして起こったのか、その後、この国はどうなったのか、今どうなっているのか、などをアイスクリームのビジネスと女性の立場を通して学んでいます。

たまたまCAPDで、鉱山資源の利を貪る国や人々のために内戦に追い込まれたコンゴやシエラレオネの人々の悲惨さ、それがどのように遠く離れた日本やオーストラリアでの生活と連結するのかといったことを学習し、隣接するルワンダの1994年の殺戮にも触れたところでした。

生徒たちは、この上にDHSの選択授業があり、テストやアサインメントがあり、そして、SOPAなどの様々な行事、と本当に忙しい毎日を送っています。

 

 

 

 

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