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投稿日:2014年6月15日
今日は、しとしと小雨の降る日。
気温も下がり、冬という感じになってきました。
また1週間遅れですが、新聞の記事です。
先週は、オーストラリアのアボット首相がインドネシア、カナダ、アメリカを訪問し、経済、防衛、外交など、首脳どうしの会見で意見交換、見解の一致、協定の締結などをまとめ、「大成功」として帰国してきました。
彼は、先般、日本でもいろいろな交渉に成功しています。また、オーストラリアは、中国とも非常に良い関係を維持しています。
彼の「成功」について、オバマ大統領が、intrigue (不思議に思う)という言葉を使って賞賛していたという報道がありましたが、日本と同様、アメリカにがんじがらめにされていることにはあまり変わりないものの、それでも、オーストラリアの外交は、日本と比較すると、確かに他の国々と良好な関係を保っています。
でも、どちらの国も二面外交を強いられている感は免れません。
イラクで起こっていること、ウクライナで起こっていること、シリアで起こっていること、そして、ニュースにはあまりならないものの、アフリカの多くの国々で起こっている、南米で起こっていることを考えると、戦闘をしない国、戦闘を選択しない施政者たちの存在がどれほど大事であるかを痛感します。
コロンビアでは、今日、大統領選挙がありました。過半数を獲得できなかったので、再び投票が行われるのですが、現行のサントス大統領は、2010年に当選し、それまで10年以上にわたって政府と革命軍との覇権争いや麻薬取引が横行していたコロンビアに、話し合いによる和をもたらしました。
和平が絶対不可能と思えるような場合にも、「和」を選択すれば、和が成り立つことを証明した例です。
イラクだって、サダムフセインが統治していた時には、人々は、今とは比較にならないほどに安定した生活を送っていました。大量破壊兵器なんてどこにも見つからなかったのに、それを作っているからと、そして、多発テロの支援をしたとして襲撃され、その後のイラクの、そして、そこに住む人々の悲劇は、目も当てられません。それだって、イラク以外の国で、わずかの数の国の国家主席達とCIAとで決定したことです。
戦争すると、選択した結果で、イラクの一般の人々は、ただただその犠牲になっているという理不尽この上ないことです。あの時に、世界中で反戦のデモが行われたのに、一握りの人々により、10年に渡る悲劇が起こり、今再びイラクは、不幸な状態に陥っています。
施政者には、経済を守るだけでなく、国民の真の幸福、安全を守る選択をする使命があるはずです。戦争によって、真の幸福や安全は得られないことは、いやというほどに世界の歴史が語っているところです。
いくつか興味深い記事がありますので、リンクを載せます。
* エネルギー確保は、世界の問題です。13日のビル ゲイツのtwitterでは、あの巨大なとてつもない発展を成したアメリカが100年で使ったコンクリートの量を、わずか3年で中国は使ったという報道があります。
http://www.huffingtonpost.com/2014/06/13/china-building-bubble_n_5491527.html
中国の発展は、想像を超えるものであり、エネルギー資源を世界に探し求めています。
* 幸せとは、なんぞや、ということを問う記事です。
* 私たちの食生活は、わずかの間に急速に変わってきています。遺伝子組み換え食品の危険性やモンサント社のことについて生徒たちに話を始めたのは、どのくらい前のことでしょう? 10年にもならないのではないかと思います。この間に、様々な情報が公開されるようになり、特にここ数年、ものすごい数で出てくるようになりました。それに連れ、子どもたちがもっと正確に、そして、もっと詳細に知らなければならないという緊迫感も強まってきています。
とても上手に説明してある記事がありました。生徒たちだけでなく、保護者の皆様も、ぜひとも情報集めをして、知識を増やしていってください。
遺伝子組み換えの何が問題 記事
http://altertrade.jp/alternatives/gmo/gmoreasons
世界での状況
http://altertrade.jp/alternatives/gmo/gmosituation
日本での状況
http://altertrade.jp/alternatives/gmo/gmojapan
何をどう決断し、どうするかは、それぞれに任される選択です。情報が多くなればなるほど、より賢明な選択も可能となりましょう。