SOPAが終わって

投稿日:2014年6月14日

「このまま、この時間が続いたらいいな」

 そんなつぶやきがたくさん聞こえた宵でした。

参加者全員が集まって観客に礼をするフィナーレは、毎年、自然に涙ぐんでしまう瞬間です。

パフォーミングアーツの先生方も、パフォームする生徒たちも、そして、舞台裏のクルーたちも、全員が一丸となって取り組み力を出し切った達成感に満ちたその瞬間は、観ているだけでも、やはり、感動的なものです。実際にパファームした生徒たちは、どんなにか満ち足りた気持ちを感じていたことでしょう。

ダンスアンサンブルで、ダンスのクラスで、ボーカルアンサンブルで、コンサートバンドで、ドラマのクラスで、そして、ICETの出し物として、それぞれに活躍。ICETのものは、ひときわ大きな拍手と歓声を集めていました。

大きな出来事が終わった後は、そして、それが成功であればあるほどに、何か不思議な虚無感のような、虚しさのような寂しさを感じることがあります。SOPAをめざして毎日がんばってきた生徒たちがガクッときてしまわないといいのですが、でも、そんな時間の余裕なく、次の行事が控えていますので、気持ちを切り替えて、また邁進しましょう。

 今年SOPAは20周年を迎えました。SOPAを始められたのは、当時、「Mrs. Tornado(竜巻)」という異名が付けられたほどのやり手の女性、モクサム校長先生。ご本人がミュージシャンで、今でもシドニー大学のクアイアで歌ってみえます。

劇場を数日借り切って生徒に公演させるという行事は、先生達、生徒たち、保護者、そして、地域の人々の協力と後押しを得て、すっかりと定着し、DHSの名物としてずっと続いています。

過去の様々な演奏シーンやICETの先輩たちが活躍した場面が脳裏に浮かびます。

モクサム校長先生が、世の通例、慣例を破ってDHSに設立したもうひとつのもの。それがICETとの連携教育プログラムです。州政府も含め、慣例が無いからダメという「レッドテープ」をひとつひとつ切り崩して実現したものです。

そのプログラムも、関連する全員の協力と支援を得てDHSに欠く事のできない重要なものとして、来年20周年目を迎えます。

新しいことを始める際には、抵抗があるのが常です。でも、時のリーダーが、「良い物は良い」と果断な決断を下した事で、その恩恵は、その後多くの人々の上に重ねられていきます。

感謝の念を新たにした昨夜のフィナーレの瞬間でした。

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地域の高齢者の方々のご案内をした男子生徒たち。腕にはめているSOPA 20th Anniversaryのブレスレットをあげ、お茶を入れ、席までご案内し、おしゃべりも楽しかったとのこと。ケーキも一緒にいただいたのよね。

劇場の名前は、Glen Street Theatre。これも、生徒たちの脳裏に残る名前ですね。

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 アクロバットは忍者の装束で。でも、なんともかわいい忍者ですね、この忍者は。楽屋で待つ間も離せないほどに面白い本なのですね。

先生方の余興の演目にMr. Kolokossianが。その写真をここに掲載したいのは山々なのですが、問題になってはいけませんので控えましょう(笑)それほどに、珍妙なコスチュームだったということに留めておきます。応援に奥様が駆けつけてこられました。

IMG_0965IMG_0962iPhotoからライブラリーに移動する間に、写真の左側が切れてしまいます。ごめんなさい。今回は、左のコウダイ君が見えなくなってしまいました。

写真は、Mr. Kからもいただくことになっていますので、また、掲載できると思います。

下のURLは、FBに掲載されていた写真ですが、あまりにもきれいな月だったので、ちょっと拝借してきました。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10152134790424080&set=a.123198519079.104345.38501629079&type=1&theater

 

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