melanoma awareness

投稿日:2014年6月22日

Malanoma (メラノーマ) という名前の皮膚がんがあります。

紫外線の強いオーストラリア。ビーチが大好きな人々。ビーチで肌をこんがりと焼く事がつい最近まで流行していたことも関係しているのでしょうか、この病気にかかる人が多いので、オーストラリアでは馴染みの言葉です。

日本語は、カタカナでメラノーマとも、または「悪性黒色腫」と呼ばれるようです。

http://rubeusu-1.com/2166/

メラノーマ リサーチ ファウンデーションが、メラノーマは、こんなふうに皮膚に現れるという写真を掲載しています。

http://www.melanoma.org/understand-melanoma/resource-library/pictures-of-melanoma?gclid=CjgKEAjw2pSdBRCc5Or_vuWw7TgSJAA5txZgBgCjTAtTx9E79wHMHxXFvRs1VjjmFaB3pwARzbBQZPD_BwE

若くして亡くなられたDHSのFazzolari教頭先生が壮絶な闘病を余儀なくされたそもそもの発端は、このメラノーマでした。

普段健康で、痛くも痒くもなく、ただのほくろのようにしか見えなければ、誰も、それについてはあまり心配することもありません。

Mr. Fazzolariは、エネルギッシュでとてもお元気な方でしたので、小さなほくろのようなものがわずかの間に命を奪い取る強烈な力を持ったものとは、誰もが想像できなかったところでしょう。リンパ腺に入れば、体中に移転することは時間の問題のようです。Mr. Fazzolariの場合もそうでした。

教頭先生のすばらしい人生を称え、同時に、メラノーマの知識を広めるためにメラノーマ リサーチ ファウンデーションに寄付を送りたいという奥様のご希望により、DHSでも、キャンペーンが行われています。

SOPAの会場では、観客に貢献が呼びかけられました。

先生方にも寄付を募るために、金曜日は、たくさんのケーキが持ち込まれました。私も、ファツォラリ先生のこと、人の命、人間の生き方、生きる事の意味など様々なことを考えながらケーキを2つ焼いてお届けしました。喜んでいただけて嬉しかったです。せめても、それくらいのことしかできないのですが、貴重な時間でした。

明日月曜日には、Tim Tams in your Jim Jamsという行事があり、生徒たちは、パジャマで学校に来ることになっています。なぜパジャマなのかはわからないのですが、Tim Tamが売られ、パジャマで来た生徒は、1ドルか2ドルを寄付します。そこで集まったお金もファウンデーションに送られるとのことです。

火曜日には、全校集会が開かれ、教頭先生とのいろいろな場面を思い出しながら、そして、先生が生きてこられた道を称えるためのメモリアルが開催されます。私たちは、URA Forumで火水と留守にしますので、残念ながら、参加させていただくことができません。

金曜日は、国連で定められたWorld Refugee Day「難民の日」でもありました。

20世紀の始めに、後に「難民の父」と呼ばれるようになるナンセンがあれだけの尽力しても、国連がいくら組織を動かしても、地球上に家も土地も自分が属する部族も、国も失った人々がどれだけいることか。

今年は、その数、5千万人を超えているということです。

http://www.unhcr.org/5399a14f9.html

自然現象による飢餓もあるでしょうが、多くは、戦争や紛争の狭間で逃げる以外に方法がなかった人々です。国も国連も、「国際社会」と呼ばれる国々の集団も、助ける術を持ちません。World VisionやOxfamといった一般の人々の支援で活動する組織にも、限りがあります。

いろいろな国が受け入れようとしても、それは、全体からしたら、そして、次から次と増え続ける難民全体からしたらわずかな数です。

人間同士が殺し合いことを止めない限り、難民は、出続けるのでしょう。

日本にも、原発難民が出てしまいました。世界で最も恵まれていると言われる国で、ひとつにまとまっているはずの国で、そして、政府が国民を守っているといっている国ですらも、事故で家や土地を失った人々に古里を返すことができないのが現実です。

人間の命を考える時、どの時代にどこの国にどういう状況に生を与えられるかで、周りから与えられる命へのケアは大きく違います。私たちができることは、今与えられていることに、今自分のいる状況に感謝し、大事にし、そして、その恩恵を一人でも多くの人々とシェアすることです。

 

 

 

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