URA Forum リーダーたち
投稿日:2014年6月25日
フォーラムが終わって、無事、みな、それぞれの学校に、そして、それぞれの家に戻りました。
ひとつの大きな行事が終わるたびに、無事に修了したことに安堵し、感謝します。
そこに行事の目的が叶えられ、成果が伴えば、喜びは倍増します。
今年のフォーラムを導いてきたコウキ君とマオさんのデュオは、きっと、大きな達成感に満ち、肩の荷を降ろし、同時に、終わってしまった言いようのない寂しさを若干感じているかもしれません。
ふたりだけなので、President(会長)とかVice-President(副)とか決めずに、あくまで二人三脚でいこうと決め、4月のホリデー中に素案を作成し、ここまで、ずっとリーダーシップを執ってきた二人のコンビ。
すばらしい成功を修めてURA Forumを終わらせました。
本当におめでとう!! 見事でしたね。
URA Forumは、ICETの生徒達による手作りのフォーラムです。
1回目のフォーラムのバナーは、当時のリーダーたちによって作成されたもので、ICETの宝物です。なぜなら、彼らの精神が、そのまま、後続のリーダーたちに、そして、参加者たちに受け継がれているからです。
それ以後、その年のリーダーたち、そして、参加者たちの知恵が積み重ねられてきています。それまでのモデルを踏襲しながらも、新しい何かを注入し、より良いものになるように工夫されてきました。
今年は、各グループのプレセンテーションを、各グループが全員に向けてという形ではなく、EXPOのように、各チームのテーブルに他の人々を招き、説明し、それについて質問し、理解をより深めるという形が導入されました。
そして、これが、とても好評を得て、とても喜ばれる結果となりました。
リーダーには、いろいろなタイプがあります。そして、リーダーシップの執り方にもいろいろなスタイルがあります。コウキ君とマオさんのデュオは、こうしたいという理想像を描き、それに向けての道筋を作り、当日の流れと構成をしっかりと作り上げ、話し合いを重ね、推敲を重ね、組織図を構成し、そして、本番では、自分が輝きを浴びるのではなく黒子に徹したながらも、流れを調整し、参加者が満足して輝けるようにする、というスタイルのリーダーシップです。
通常、本人が輝くリーダーが世の中では、すばらしいリーダーのように見受けられがちです。そして、それが、リーダーだと世の多くの人々が思っている向きがあります。
しかしながら、今年の デュオのように、他の人々が輝けるように下準備をし、縁の下の力持ちになり、常に、人々の動き、全体の流れに気を配り、足りない部分を補填していきながら、舞台全体を動かすというリーダーシップの執り方は、非常に難しいだけに、なかなかできるものではなく、また、自分たちに敢えて光りを与えないために、どれだけの仕事をし、どれだけの価値のあることをしているかの全体像は見落とされがちです。
それを実践し、80名の参加者、20を裕に越す国籍や文化の違う人々を英語で2日間リードし、成功裏に終わらせた二人に心から賞賛を送ります。
URA Forumは、目的そのものの達成を得ることはもちろんですが、もうひとつの大きな狙いは、ICET独自のリーダーシップ養成の最大の場です。私にとってもURA Forumは極めて大きな意味を持つ行事なのですが、それを通して、すばらしいリーダーが生れ出ていることを実感できる大きな喜びを感じた2日間でもありました。
11年生もよく動き、よく仕事をし、二人のリーダーをしっかりと支えていました。来年は、彼らがリーダーとして活躍する順番がまわってきます。これまでの準備の中でも、また、2日間、きっといろいろなことを学び、来年には。。と自分たちの望む理想像を描いていることでしょう。
10年生のフォーラム委員のメンバーたちは、体験が無いでの全体像が見えないのですが、それにもかかわらず、よく動いてくれました。ありがとう。
大きな成功、おめでとう!! 努力が実りましたね。