URA Forumに参加して(3)

投稿日:2014年7月5日

少し時間が経ってしまいましたが、感想文、まだご紹介していないものが何点もあります。

「この2日間、短い時間でしたが、たくさんの文化やバックグラウンドを持つ同世代の人達と関わったことは、とても良い経験になりました。僕たちは、2日間、世界中における様々な問題について協議し、そのディスカッションした内容を何枚かの紙にまとめました。

僕たちのグループは、「人権」の中の「奴隷slavery」をトピックに選びました。僕の仕事は、調べたことをまとめて世界地図を作ることでした。奴隷として過ごしている人々を色分けし、どこにどれくらいいるかを示すマップを作りました。それを見て、いまだにこんなにも多くの人々が奴隷として過ごしているのを知って驚きました。

奴隷といえば、厳しい労働環境下で低賃金で労働を強いられる人を想像しますが、しかしながら、その一方では、家があり食事も与えられるから、奴隷として働くメリットがあるという発言もあり、複雑な気分になりました。

なぜ、身も心も自由で一生懸命働いても毎日ご飯が食べられず、立派な家に住めない人たちがいるのに、身の自由が制限させる人々の方が多少苦しい環境ではありながらも最適の保障があるのか。何が本当の自由なのかよくわからなくなりました。

(中略)

このディスカッションやプレゼンテーションをして何かが解決するわけではありません。しかし、未来を担う僕らがあの場所で共通の話題について理論し、考えやそれぞれの文化を共有したことは、大きな意味があったと思います。実際に何も自分の目で見ていない僕たちにそれらの問題を肯定否定できるのか分かりませんが、2日間で学んだことは、次の輪で広めていけたらいいです。URA Forumでは、学んだことも多かったですし、友達もできました。またこのような機会があったらいいなと思います。」 (Y.T.)

「私は、このURA Forumを通して、たくさんの異なる国の人と交流することができて良かったです。私たちのグループでは、「教育と文化」について話し合いました。文化といっても、たくさんの文化があるので、まず、オーストラリアと日本を比べることから始めました。

日本では家に入ると同時に靴を脱ぎ、ごはんを食べるときには、”いただきます”というということを伝えました。”いただきます”とはどういう意味かと質問されたので、作ってくれた人への感謝と食材への感謝を表しているのだ、と伝えました。まず、そこで自分の意見が伝えられたことがとても嬉しかったです。

次に教育です。日本とオーストラリアの学校での時間を比べ、日本は4時に終わり、4時からクラブ活動。オーストラリアは3時でおしまい。授業だけでなく、外に出たり、料理などいろいろな授業を選べるのに、日本では、なぜ、塾や勉強ばかりなの?と質問されたとき、私は答えることができませんでした。

そのことが、URA Forumの中で一番くやしかったです。自分の文化なのに説明できないことほど恥ずかしいことはありません。このことから、英語はもちろん、自分の文化をきちんと説明できるようになりたいと思いました。」 (N. H.)

 パワーポイントは、それを作る人は一人に限られてしまうけれど、紙ならみんなで協力できるということで、今年は、コンピューターを使わず、全部、紙に書いて、それぞれの持ち場で発表する形式となりました。小学校以来でしょうか、好きな色と形を自由に描き、みんながそれぞれにユニークなポスター作りを楽しみました。見て回る人たちにもとても好評でした。


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