URA Forumに参加して (4)
投稿日:2014年7月6日
続いて、フォーラムの感想です。
「少し前、Blacktown Girls Highのカルニヴァーレで話したアリーシアと会えるということで、とても楽しみにしていました。覚えていてくれるか、すごく不安だったけど、私を見つけたとたんに、駆け寄ってきてハグしてくれました。
行く前は、当然、私たち(1年組)は、ディスカッションに参加できないと思っていました。でも、私の班のメンバーはとっても優しくて、すごく私たちの意見を求めてくれました。ディスカッションのトピックも、「オーストラリアと日本の文化と教育の違い」にしてくれて、「学校の授業はどんな感じ?」『家では靴は脱ぐんだっけ?」と、本当に私たちが参加できるようにしてくれました。
早く終わったので、折り紙をし始めました。すると、メンバーもすごく興味を持って、そこでも、打ち解けることができました。
今回は、コミティー(委員)として貴重な体験をさせてもらいました。これからも、こういう機会に飛び乗っていきたいです。」 (Y. B.)
「私の班には、韓国人、中国人、フィリピン人、オーストラリア人の人たちがいました。私たちは、’Culture and Education’をポスターにすることにして、オーストラリアと日本の違いを比べました。
私は、全然話しについていけないのかなと思っていましたが、日本のことについて質問してくれたり、質問の意味が分からない時も何度もゆっくり言ってくれて、すごく優しかったです。
私たちは、ポスターやプレゼンを聞いてくれた人たちにあげるのに、折り紙を使っていたので、一緒に折り紙を教えたり、折り紙がすごく得意の韓国人の人にバラの折り方を教えてもらいました。
日本とオーストラリアの文化と学校の違いがたくさんあって、良くわかって良かったです。韓国人の子が日本語が上手で、分からない単語があったら、わかるものは日本語で教えてくれました。日本語でどう書くのと質問してくれたりして、とても楽しかったです。
男の子も女の子もみんな優しくて、新しい友達ができました。URA Forumで色んな国籍の人と関われて、良い経験ができたと思います。」(Y. S.)
「最初の方は、班のメンバーとなかなか話ができずに、途中からポスターを作りながら話をすることができるようになって良かったです。私たちの班は、human rightsの奴隷について調べました。世界地図を描いて、どの国にどれだけの人たちがいるのかを見て、正直、驚きました。日本は、そんなにいなかったけれど、インドは一番多くて、次のアフリカでした。私はこれを見て、どうしてアフリカの方には、こんなにも奴隷がいるんだろうと考えた時、前に見たビデオ(コンゴのレアメタルによる被害)を思い出しました。コンゴ共和国は、奴隷が多い国のひとつです。ロシアも意外に多く、びっくりしました。世界では、30万人が奴隷だそうです。
私たちの班は、すごく協力してできたと思います。他の班もすごかったです。日本や中国とオーストラリアの違いを調べていたり、人が1日にネットにアクセスする件数など調べていて、とても面白かったです。
他の国の人たちとこのように班でみんなで何かひとつのことを調べて作るという体験はなかなかできないと思うので、だから、とてもいい経験になりました。
日本にすごく興味を持っていてくれたので、嬉しかったし、仲良くもなれたので、本当に良かったです。」 (K. Y.)
「最初は参加するのが凄く嫌でした。でも、参加して良かった、って今は思います。デビのRebecca, Chella、Blacktown GHSのNicoleとも友達になりました。
私たちの班はは、 “World Peace”について調べました。やっぱり意見が凄くいっぱい出てきて面白かったです。同じ人間なのに皆違っていて、私は難しくてあまり考えが浮かばなかったけれど、デザインやポスター制作の方で貢献できたと思います。
今回のForumは、自分を見つめ直す良い機会となりました。」 (M. H.)
以上で、感想文は終わります。書いてくださった生徒の皆さん、ありがとうございました。
今回の感想文の中に出てきたように、携帯電話やコンピューターなどに使われているレアメタルのために、あるいは、ダイアモンドのような宝石のために、遠く離れた国の人々の人権が犯されるように、普段まったく関係ないように見えることが、実は、自分たちの通常の生活と大有りだったというように、フォーラムでトピックにあげられたことは、今、十代の皆さんと直接間接に関係のあることばかりで、これから自分たちの社会を創って行く上で、考えなければならないことばかりです。
そのひとつを取り上げ、他の国々の同年代の若者達と一緒に考えてみたことで、もっと深く調べてみようとか、他のことももっと知りたいと関心を向ける良い機会になったと思います。これからも、自分の前にチャンスが巡ってくる時には、思い切って飛び込んでいきましょう。
フォーラムのように特別な機会だから学ぶことがある、と考えがちですが、実は、違います。留学中は、皆さんの目の前に、こういうことを学んだり、ディスカッションする機会は、ゴロゴロところがっています。
授業で読むもの、授業中のディスカッション、毎日のニュース、ホストとの会話やディカッション、友達とのディスカッション、みんな、今回フォーラムでしたことと同じことです。そういう機会を自ら捉えていますか?
特別な機会だからできる、ではなくて、毎日の中に、そういう機会を自ら創り出すこと、そこから得られる楽しさと成果が、留学の醍醐味です。
そして、それは、留学中だけでなく、この後の人生にまったく同じことが言えます。待っているのではなく、自分から出ていくこと! それが、自分が望む人生を創り出していく方法です。
まずは、お休み中から。