日本は豪の真の友達

投稿日:2014年7月10日

TTPとかFTAとか、いろいろな略語がたくさんありますが、また、ひとつ覚えるものがあります。

JAEPA : Japan-Australia Economic Partnership Agreement。

今回、日本とオーストラリアとの間で正式に調印された貿易協定です。

日本との貿易の大きさがどのくらいのものかは、下記のサイトの下部の挿絵で一目でわかります。また、どんな品目が主なものかも。

 https://www.dfat.gov.au/fta/jaepa/snapshot/

今回、安倍総理がぜひ訪問させて欲しいという場所があったそうです。

西オーストラリア州のPilbaraという鉱山です。そこには、Rio Tintoという巨大な鉄鋼企業があり、1974年に田中総理が訪問し、日本とオーストラリアの共同による鉱山開発が始まり、オーストラリアの鉄鉱石が日本のその後の経済発展の基盤を支え、オーストラリアの鉱山産業も日本の巨額な投資により発展してきた、と互いへの感謝と賞賛が述べらています。

http://www.skynews.com.au/news/top-stories/2014/07/10/japan-pm-inspects-pilbara-mine.html

http://www.news.com.au/finance/business/tony-abbott-says-our-mining-boom-would-not-have-happened-without-japan-at-rio-tinto-in-the-pilbara-region/story-fnkgdg1h-1226983351920

豪のアボット首相は、「Shinzo Abeは、確信と自信を持って私の友人だと言える。確信と自信を持って、日本はオーストラリアの真の友達だと言える」と述べています。4月の日本訪問の前だったでしょうか、日本はオーストラリアのベストの友人国だと表明して、批判されたことがあったので、「ベスト」は今回は省かれていましたが、日本とオーストラリアの絆は、とてもとても固くて深いものであることが、ここ数日に何度も強調されました。

でも、これは、「誰か、別の国を省く関係ではない」と、こちらも何度も付け加えられています。「中国の発展は世界にとって良いことであり、中国との関係も、この地域の安定も極めて大事である」と。対中国の構図ではなく、一緒にという構図が、オーストラリアを通して日本も可能になるよう願います。

あの辛い辛い時から、トニー神父やマーズデン神父の「憎しみの代わりに愛を」という「愛の鉄道」に語られている人々の尽力が戦後すぐに始まり、69年の年月を経て、日豪がここまで仲良くなっていることは、本当に感動的なことです。

日本は、お隣の韓国や中国に向けて、かつて、日本に愛を送ってくださった方々のように、島の取り合いではなく、資源の取り合いでもなく、憎しみではなく互恵の愛を届けられないものなのでしょうか。。

国民同士は、簡単に友達になれるのに。。。

 

 

 

 

 

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