社会問題への関心2
投稿日:2014年7月31日
数名の生徒が、同じ動画について感想を述べていました。
人間が地球上に存在するようになってから、動物たちにしてきたこと、環境破壊という文明の発達の代償、ゴミだらけの地球、資源の枯渇など、限りない人間の欲がしてきたことをわずか3分で、大事なメッセーッジとして伝えている動画です。
一度、掲載しましたが、まだ、ご覧になって見えない方は、下記のリンクでどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=WfGMYdalClU
以下2つは、それを見ての生徒の感想です。
「”The man”という動画がとても印象に残っています。この動画が訴えていることは、人間が地球のほとんどの資源を使ってしまって、人間は自ら地球を滅ぼしていっているので、このまま放っておくと、じきに資源がなくなり、人間は住めなくなってしまう、ということです。
資源を使うのは人間が生きて行くうえで必要であっても、少しでも使用量を減らすように工夫し、資源を無駄にしないように使い、同時に、新しい資源の開発研究を進めていくべきです。
今、自分ができることは電気の節約くらいしかありませんが、大人になったら、何ができるのか、今から考え、探して行きます。」
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「最も大きな問題のひとつだと思うのは、地球の資源です。人間は、世界をたったここ何十年かで著しく発展させてきました。その結果、地球にあった多くの自然や生命を奪いました。そして、更なる発展を求め、もっと自然を活かそうとして地球温暖化を促進させました。現在、地球温暖化で多くの人々が危機だと感じていますが、悪化の一方です。
日本では、経済成長には安定的な安いエネルギーが不可欠として、厳しい安全基準の手順を踏んで原発を再稼働する方向に進んでいます。事故が起こりうることがわかっているのに、そして、福島の事故の後始末は未だに未解決で、他の原発の廃棄物の処理場さえ確保できていないというのに、再度使用するのは正気の沙汰とは思えません。確かにエネルギー量、電力が十分に足りているとは言えない世の中になっていますが、危険なものを使うことがいいことだとは思えません。
食べ物も、安くてたくさん取れるよう遺伝子組み換えをしていることが世界中で大きな問題となっていますが、その他にも、たくさんの問題があります。
利益だけを追求する世界は、いずれ滅びてしまうような気がします。
こんな状況を解決するのは、コミュニティーの人々が一緒に協力して取り組むことだと思います。そのためには、TVなどのマスコミがもっと広く人々を教育し、全員が同じ意識で取り組めれば、地球をよくすることができると思います。」
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「CAPDの授業でたくさんのニュースに出会いましたが、特に食品について関心を持ちました。食品を作る工程、遺伝子組み換えなどがあり、一番印象的だったのは、食品の中身です。
コンビニやファーストフード、お菓子やソフトドリンクの中には、私たちが安全だと思っているようなものではないものがたくさん入っています。私たちが考えていたような食材ではないものからできていたり、科学添加物や大量の砂糖が入っています。最初、このことを聞いた時、驚きました。なぜなら、このような食品がとても身近なところにあり、学校帰りなどに食べていたからです。
よく母に、『食べた物は、自分の体になるから、ちゃんとした物を食べなければいけないよ』と言われていましたが、私が今まで食べてきた物は、想像以上に危険な物が多かったことを知りました。
このことは、私だけではなく、多くの人が行っていることだと思います。でも、危険だとわかっている人は少ないでしょう。
だから、このことをもっと多くの人たちに伝え、社会全体で食品に気をつけることが大事だと思います。」
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「食の安全性とは、化学肥料を使わず、たとえ、害虫にやられたとしても、その商品が売られ、消費者が完璧な形でなくても、その商品を食べることだと思います。
『消費する豊かな北の国』は、自分たちが食べることになるにも関わらず、平気で化学肥料をたくさん使わせて、『生産する貧しい南の国』に食べ物を作らせています。
そのような物がスーパーに並び、私たちは普段の食事で口にしています。もし、このようなことが続いていけば、今後、世界は、『食の安全性』からはかけ離れた食べ物しか食べられないことになってしまうと思います。
食の安全性が、人間の手で壊されているのであれば、食の安全性は、自分たちが守っていかなければなりません。安全性があまり確保されていない今、これをどうにかしなければという人々もいれば、さらに安く大量に作れるからという理由で、さらに状況を悪化させている人々もいます。
本来、食べ物は、作る人が、一つ一つ愛情をこめて作っていたものだったと思います。それが、機械化されてしまった今、だれが、今の世界を変えるのか。
変えたいと思う人は、ごくわずかしかいないかもしれません。でも、食の安全性を重視する世界に変えていけるよう、みんなが協力することが必要です。」
いろいろな意識が覚醒されています。知る事がまず最初。自分で調べ、理解し、そのうえで、自分の見解をしっかりと作っていくことが大事です。
続きは、また、明日に。