生徒のある1日

投稿日:2014年8月4日

モモノさんからの寄稿です。

こんなふうにポンポンと生徒たちから届くと嬉しいですね。

「こんにちは。もものです。オーストラリアに来て約7ヶ月が経ってしまいました。

もう帰国までそんなに時間がないんだなと思うと本当に早かったなって思います。

もうそろそろ終わってしまうんですが、最近、Commonwealth Gamesというオリンピックに似た大きな大会があり、それを見ることにハマっています。

自分的にはアカデミック リスニングの勉強にもなるのですごいありがたいです。

この前のCAPDの授業で房枝先生が、ニュースキャスターの英語はとても発音が綺麗だから声に出してみると発音の練習になるよということで、ホストがいたら恥ずかしいので、いないときに声に出して練習しています。

ホストと一緒にいるときは「なんでこれはこうなるの?」とか「これはどういうルールなの?」ていう感じに疑問に思ったらすぐ質問しつつコミュニケーションの幅を広げていってます。

それと、もうひとつ。私は料理をすることが好きなんですが、ホリデー中にホストにきんぴらごぼうを作ったのですが、すごくウケが良くて驚きました!

ホストブラザーが、作っている最中に「この長いものは何?」ってすごく興味を示してくれて本当にうれしかったです。

久しぶりにきんぴらごぼうを食べたときにはすごく懐かしい感じがしました。笑

ホストファミリーのみんなもすごくおいしいと言ってくれてうれしかったです。特にごぼうの食感に驚いてました!

皆さんもぜひホストに作ってみてください!笑

この調子で残りの時間も自分なりに、そして英語力が今よりも更に伸びるように頑張って行きたいと思います!」 by Momono

ホストファミリーでどんなふうに過ごしているのか、その一部を垣間見ることができます。詳細にありがとう、モモノさん。

ここしばらく学校で英語の「発音」のことが話題になっていて、英語のレッスンではないCAPDの中で、それに触れる場面がありました。

英語の発音に上手になる根本になるのは、いい音を聞くこと、つまり、聞く耳を持つ事です。よく聞いて、音や音色や抑揚や語彙の繋がり方などを掴み、今度は、それを自分の喉と舌とくちびると、ついでに表情と一緒に、再生することです。

これがスムーズに行けば、英語は流暢に聞こえます。いくら単語や言い回しを知っていても、カタカナ英語の発音だったり抑揚が無いと、流暢には聞こえないし、よく通じないことになってしまいます。

ちょうど、耳の話をしていて、左の耳のすぐ奥にある脳の部分と、右の耳のすぐ奥にある脳の部分では、聞き取るものが違うというような話をしていた際に、英語も聞き取らないといい音の再生もできない、という話になりました。

そして、どのように発音をきれいにしていくかということの中で、かつて学生時代、メキシコでスペイン語の通訳の訓練を受けていた際に、とても効果的だった方法の話をしました。音を聞いて出す、という耳から入る音をそのまま再生し、舌が上手にまわるような訓練です。意味は、わかってもわからなくもていいのです。単純に、聞いた音を再生する、という作業です。

ニュースキャスターは、聞き取りやすい発音をする訓練を受けますので、その人たちの音を聞き、聞いた瞬間にその音をまねて出し、耳はキャスターが話している次の別の音を聞き分け、自分が発した音と同時に聞いている、という訓練です。キャスターと一語か二語遅れで、聞いたことを再生していきます。

恐ろしく疲れます。最初は、1文か2文できたら、それだけでも上々。徐々に長くできるようになるので、これを1日5分でも10分でもいいからすれば、音の捉え方、舌の回り方は、相当に訓練されます。

モモノさんが言っているのは、このことです。早速と試しているようですネ。

Commonwealth Gamesというのは、オリンピックに次ぐ大きなスポーツ大会で、参加国は、英国連邦の国々、つまり、国家元首が英国の女王である国々です。かつては、世界中に植民地を持ち、英国には、日が沈む時がないとその勢力が賛美された英国ですが、今もその権力が及ぶ範囲は、世界中に広がっています。オーストラリアもその下にある一国です。

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