MDGs Presentation
投稿日:2014年9月17日
MDGs−Millennium Development Goals (ミレニアム開発目標)を生徒たちが学習していることは、何度かお話しました。
いよいよと、各グループがリサーチして自分たちでまとめたことを発表する日が来ました。今年は、初の試みとしてオーディアンスにDHSの10年生を招待。
目的は、DHSの生徒たちに、MDGsが何であるのか、その内容を説明し、たくさんの質問をし、議論をし、解決を一緒に考えること。
日本から来た生徒たちはMDGsのことは何も知らなかったのですが、さて、DHSの生徒たちはどうでしょう?
時間はたった1時限と限られていますから、その間にできることも限られます。でも、ひとつでも新しい考えを持って帰ってもらうこと、そして、自分たちも学習ができれば、その目的は達せられたことになります。
MDGsが何であるかは、Oxfamが出した情報がありますので、これを参考になさってください。子どもたちは、英語の資料を使い、英語でリサーチし、英語でまとめ、英語で発表です。
Oxfamというのは、World Visionと並んで世界の貧困救済や、発展途上国の支援をしている大きな組織です。World Visionがアメリカ産なら、こちらは英国産。オックスフォード大学の教授たちが最初に集まって飢饉の救済活動をするために創設した(Oxford Committee for Famine Relief) ところから、この名前が付いたということです。
http://oxfam.jp/media/MDGs%20media%20brief%20JPN.pdf
個人的には、Oxfamの名前には、少し複雑な思いがあります。Oxfamが発展途上国の青年リーダー達の国際会議をシドニーで開催した際に娘がボランティアで参加し、アフリカのいくつかの国々との通信を担当したり、オーストラリアのメディアが異なる文化背景を持つ人々と接する際の留意点に関するワークショップの内容を整えたり、実際会議で世界各国からのいろいろな人々と交流したことで、元々持っていた関心に火が付きました。会議後、本格的に働かないかという声がかかると、「私は発展途上国に住んだことがないから、何が本当に必要とされているかわからない。それに、シドニーの快適なオフィスにいて、支援していますなんておこがましくて言えない」ということで、それがきっかけで数ヶ月後には、バングラデシュに行ってしまいました。
まあ、お陰でバングラデシュとかスリランカ、ネパールなどに私をマムと親しんでくださる方達ができました。
話がMDGsに戻しましょう。
3人の司会者が、全員に向けてMDGを説明。’If world was a village of 100″ と”World Population Clock” を紹介。それからいくつかの質問を。みんな真剣に見入っています。
まだ「世界が100人の村なら」をご覧になったことが無い方は、こちらをクリックしてみてください。
http://homepage1.nifty.com/hiroshi127/100people-3.htm
それから、それぞれのグループでの交流。
案の定、DHSの生徒たちもこのことについては学習したことがなかったとのこと。お互いに良い機会となりました。
こんなことを9年生のDHSの生徒たちとしたら、来年のURA Forumへの参加者希望者がぐっと増えるかもしれないですね。担当の英語の先生は、この機会を喜んでくださって、この次は、「文化から来る価値観」についてディスカッションしようと言ってくださいました。
生徒たち、がんばった甲斐がありましたね。