一足早いValentine’s Day
投稿日:2015年2月12日
今日は、2月12日ですので、2日早く、バレンタインズ・デイの行事がありました。
明日は、水泳大会、14日は土曜日で学校無し、ということで、今日になったのでしょう。
チョコレートと赤いバラがショッピングセンターに溢れているこの頃。DHSの学校の事務室でも、注文を受け付けていました。クリスマスと同様、コマーシャル的な要素に溢れてしまっていますが、多くの人々が愛する人の存在を改めて大事に感じる時でもあります。
この習慣の発端は、遠くローマの帝政時代まで遡ります。
いくつかのストーリーがあるようなのですが、一番定着しているのは、次のもののようです。
覇権を広げるローマ帝国は、若者が結婚すると妻への愛のために戦う気力を失ってしまうために、結婚禁止令を出しました。それに対して、陰で密かに愛する若者たちを結婚させていた神父が投獄されました。そこの看守に盲目の娘がいて、その神父は、その娘にいろいろなことを教えるようになります。
その娘の唯一の願いは、目が見えるようになりたいということ。一緒に祈っているうちに奇跡が起き、その娘の目が見えるようになったのですが、彼は、予定通り処刑されることになりました。最後に娘にあてた手紙の署名が、Valentino。奇跡を起こしたことで、聖人扱いになったということ。
その後、中世になって、チョーサーの時代あたりから、「愛」のシンボルとして、キリスト教の文化の中に定着してきたようです。
その頃には、鍵を渡す習慣もあったということ。鍵を渡してくれた人の心の扉を開く、という意味で。
チョコレートと結びついたのは、 20世紀に入ってから、チョコレート会社の「恋人にチョコレートを」というところから始まったものという記事もありました。
学校の中に、これだけオープンに取り入れられているのは、それだけ一般社会に浸透しているということなのでしょう。
ピンクか赤の衣服をまとっている生徒たちも多々。教頭先生もピンクのシャツで無言の支援。
ランチタイムには、校庭でバンドの演奏があり、校長先生も登場。
日本では到底考えられない風景ですが、 若者たちがこういう形でエネルギーを発散させているのも、それなりに健康なのでしょう。