3週間の変化は大きい
投稿日:2015年3月11日
最初の3ヶ月の変化、成長の記録の続きです。
環境が変われば、そして、心構えが変われば、いろいろな変化が起きます。
これから、どんなふうに成長していくのでしょう。楽しみですね。
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私は、今まで、人に何か言われたらどうしよう、とまず最初に考えてしまい、何ごとも積極的にはやれませんでした。でも、オーストラリアで3週間過ごして、人に何を思われても自分が楽しんでいろいろな事ができたら、すごく得! と思えるようになりました。それなので、今は、SRCやボーカル・アンサンブルに参加しています。そこで、少しずつですが、友達を作ることができました。
今、私は人の目を気にせずに、こうした活動に参加している事を嬉しく思っています。これから、もっと色々な活動に参加して友達を作っていきます。
(Y. H.)
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私がオーストラリアに来て1ヶ月近くが経ちました。本当にあっという間に過ぎた気がします。日本を旅立った時は、寂しいという気持ちと、なんだかウキウキしている気持ちが混じっていました。
オーストラリアに飛行機から降りた時は、「ああ、ここで私は1年間過ごすんだな」とやっと実感がわいてきました。オーストラリアの空は青くて、なんどか空までが、日本と違って見えたのを覚えています。その時、不安になってきました。「大丈夫かな?」 その気持ちが頭の中をグルグルまわっていました。
1泊2日のオリエンテーションが終わり、いよいよホストファミリーとの体面の時、心臓がドキドキしていました。会った時、さっきまであれだけ練習したあいさつが一気に飛んでしまい、笑って“Hello!”としか言えませんでした。
それからホストファミリーとの生活が始まりました。お母さんは優しくて、私の伝えたい事を最後まで聞いてくれ、分かるまで説明してくれます。みんな優しくて、この家族で良かったと思いました。
始まって1週間くらいで、学校の授業の難しさを実感しました。選択授業では、先生の言っていることが良く分からなくて、「私って、こんなに英語ができないんだ」と改めて実感しました。英語の授業も、みんなが単語の意味が分かっているのに、自分は分かっていなくて、焦りが出てきました。
また、家でもミスターとの仲が思うようにうまくいかず、1人でどうしたらいいかと、ずっと考える日々が続きました。それにまた、日本に帰りたいというホームシックまで重なり、大変でした。
そんな時、お母さんに言われた言葉を思い出しました。
「神様は、その人に越えられない宿題は出さないから、大丈夫。」
そうだな、と思い、少しずつでいいから、これどうやったら越えられるか考えていこうと思いました。
今は、まだ、その宿題にとりかかっているところです。(M. H.)
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3週間家の家事や手伝いをして、日本では全部お母さんやお父さんがやっていたことばかりで、いろんな事を自分でできるという自信ができました。洗濯も食器洗いも、部屋の掃除も犬の散歩も、ご飯を自分で作ることも、すべてが日常化してきて、日本でのありがたみも感じられるようになりました。
ホストファミリーとうまく話せなくて、怖くなった時もたくさんあったけれど、一生懸命話そうとする姿を見せ、分かる単語を並べるだけでも、ホストがハッピーになることがわかり、努力しなければ進まないのだと気付くことができました。
ダンスのオーディションを受けた事は、自分にとって一番の成長になりました。日本にいた時は、怖がって前に出ず、落ちることを怖れてトライできなかったけれど、やってみることやチャレンジしてみることの楽しさがよく分かりました。
後悔しないで人生を送るということに繋がっていると分かりました。
日本での自分はもっと臆病で、面倒くさがりやでした。今は、少しずつだけれど、自信も出てきたし、ホストを喜ばせたいという思いから、自分から何でもするようになりました。
たった1ヶ月にたくさん成長したと思います。
でも、まだ、自分の意思がうまく告げられなので、イライラしてしまうことや、悔しくて黙ってしまうこともあるので、もっともっと英語を身に付けていろんなことを楽しんでできるようになりたいです。英語がもっと自分のものになることで、きっと不安も減るし、楽しみも増えてより充実した1年にできると思うので、日本人どうしの時も英語を話すことを課題にして、がんばっていきたいと思います。また、1ヶ月後、どんなふうに変わっているのか楽しみです。(M.T.)
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私は、ここに来て、最初は、夜泣いてばかりでした。でも、ホームシックも少なくなり、今は、がんばれます。
私はホストと仲良くなりたいけれど、ホストとまだ英語でいっぱい話すことができません。だから、すぐに部屋に上がってこもってしまったりしていました。でも、今は、なるべくリビングで一緒に過ごすようにしています。その時は、ホストが日本のことやいろいろなことを話してくれたり、話しに参加させてくれたりするので嬉しいです(笑)
まだ、あまり変わったという実感がないので、本当に変われているのか不安です。でも、ちゃんと質問したりすることができているので、前と比べたら少しは成長できているのかな、と思っています。
スイミングカーニバルで、私はイエローのTシャツを持っていなかったので、勇気を出してホストマザーに “Do you have a yellow T-shirt?” と聞いてみたら、それを聞いていたホストシスターとファーザーも一緒に探してくれ、みんなで動いてくれて感動しました。
勇気があれば話せるから、もっともっと話してコミュニケーション力と英語力を伸ばしたいです。そして、ホストファミリーとも仲良くなりたいです。
(C. K.)
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私がオーストラリアに来てできるようになったことは、まだ、そんなにありませんが、少し、自立できたかなって思います。
日本に居た頃は、親にすごく甘えていたと思います。学校からの手紙とか連絡は、全て親に任せていましたし、提出物とか持ち物の全てを親がしてくれていました。洗濯や掃除もほとんど手伝ったことがありませんでした。
けれど、留学は異文化に飛び込むものなので、ほぼすべてを独りでしなければなりません。学校のことも、家のことも、私が全て考えてしなければいけないので、人に頼るという甘えが段々なくなったように感じます。
服が汚れたら、「洗っといて!」だったけれど、今では、「あらわなきゃ」に変わりました。オーストラリアでは、ベッドメイキングは自分でするのが普通。朝も自分で起きる。私は日本では、ふとんを「たたんどいて!」とか、「明日6時に起こしてよ?!」とか、命令形ばかりでした。
親のありがたみもわかりました。自分ですることの大切もわかりました。何より、自分でしたほうが気持ちがいいし、スッキリします。
私のホストは、老夫婦二人と猫ちゃんです。といっても、老夫婦なんて思えないくらい元気いっぱいです(笑) 子どもたちはもう自立しているのですが、私のことを受け入れてくれて、本当に嬉しく思っています。感謝の気持ちでいっぱいです!! 私は今まであまりしていなかったお手伝いをいっぱいして、二人を助けていきたいと思っています。
オーストラリアに来た最初の頃は、「なんで、私がお手伝いしなきゃいけないの?」なんて思っていました。でも、それは、全て私自身のためなのだということが、今はわかるようになりました。
私が全然英語を話せないので、「テレビを聞いて耳を慣らしたらいいよ」と言ってくれたり、ゆっくり話してくれたり、気をつかってくれるので、悪いなって思います。でも、私にとってはすごく助かるし、英語という違う言語を学ぶには、いい環境です。
毎日耳を慣らして、帰る頃にはペラペラになっていたい!
それが目標です。♪ (N. S.)
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先週から今週にかけて訪問してくれた先輩たちが、昨日、今日にかけて、帰国しました。
訪ねてくれて、ありがとう!!
18歳で、ふたつの国に居心地の良い場所を持ち、ふたつの国に日本語でも英語でも心を通わせることができる友達がいて、ふたつの国に「ファミリー」があり、そして、どちらの国にも仲間として歓迎されるコミュニティを持っているこの若者たち。
16歳のあの年、1年間、自分を知ってもらう努力を惜しまず、すてきな日本の若者としての振る舞いや礼儀や優しさを保ち、キャンパスライフや地域の社会に貢献し、一生懸命に学んできた結果です。
彼らの将来に大きな幸あれ! 凄まじく変わりゆく世界で、きっと自分の道を開拓していくことでしょう。