心はつながる4

投稿日:2011年4月1日

 コウトクさんから、次のようなメールが届きました。

 途切れていたホストファミリーとの連絡が取れたことを喜び、他のICETの卒業生がホストファミリーと連絡を取り合う機会になれば、と投稿してくださいました。

 以下、コウトクさんのメールです。

 「 今年の1月、実家に帰省した際に、偶然、僕のAussie FamilyであるThe Lund Familyから何年も前に届いた手紙を発見しました。実家の机の引き出しにしまったまますっかり忘れていたのですが、発見できたので今住んでいる東京にもってきました。

 いつか手紙を書きたいなと思いながらも、日々に忙殺されて書けないまま時間が過ぎていました。

 そんなある日に起こったのが東日本大震災。

 今バンクーバーに住んでいるICETの同期(Eri)と連絡をとったら、海外でも大震災のニュースがずっと放送されていることを知り、これは自分や親の無事を伝えないといけないと思い、大震災の1週間後に手紙を書いて送りました。
 いざ書こうとしても、すでに何年(数えてみたら7年前でした)も経っているため、手紙に何を書いたらいいのかと悩みつつも、自分たちは無事であることや近況を書いて、先日の同窓会の写真を入れて送りました。

 それから1週間後。1通のEメールが届き、それはMy Aussie Mumからのものでした。当時からすればEメールで返事があると思いませんでしたが、短文ながらもAussie Familyの近況を知らせるものでした。

 何年ブランクがあいても、「またおいで」と言われるのは本当に嬉しい限りです。
優しさと留学時代の思い出で泣きそうになってしまいました。
 
 今回の大震災は多くの悲しみをうみだしてしまいましたが、その裏には、今回の震災で疎遠になっていた関係がまだ少しでも強いものになる機会になったと思っています。
 疎遠になっていた親戚や友人、仲間とも連絡をとりあって安否確認をする経験をされたことでしょう。
 これは身近な人に対してだけではなく、ICETでAustraliaで生活していたホストファミリーにも言えることだと感じました。もし疎遠になっている状態ならば、ぜひ今一度連絡してみませんか?」

 以上、コウトクさんからでした。ありがとう!

 ランドさんもきっと喜んでくださったことでしょう。帰国した生徒から連絡があることは、ホストファミリーが、ホストして良かったな、と思ってくださる瞬間のひとつです。

 ほかにも、心配してくださっているホストに、「大丈夫でした」という連絡を送り、とても喜んでいただいているケースが私が知っているだけでもいくつかあります。

 卒業生のみなさん、お世話になったホストファミリーに連絡を取っていない場合には、どうぞ、連絡してあげてください。それがあなたからの思いやりです。

 
 

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