心はつながる3
投稿日:2011年3月29日
スワンヒルでのわずか2日の間に、いったいどのくらいの人々から優しい言葉をかけていただいたことでしょう。
なんとなく顔を見たことがあるくらいで名前もよく知らない方々が立ち止って声をかけてくださいます。よく知っている人たちは、「ずっと、あなたのことを、生徒たちのことを考え、日本に想いを馳せていたのよ」と抱きしめたり、背中をなでたり、両手の中に私の手を包んでくださいます。
何度、しっかりと抱きしめられたことでしょう。中には、「子供を外国で預かって欲しいという人がいるかもしれないね。うちには空いている部屋があるから、いつでも預かるよ。」とお家を提供してくださった方もありました。ビザや学校の関係でそう簡単にはいかないと思いながらも、言ってくださる方の目が赤く潤んでくるのを見ると、ああ、こんなに遠く離れていても、被災された方々への思いはみな同じなのだと感じます。
マキロップ・カレッジでは、毎朝先生方の朝の職員会議の前に、キリストの教えの言葉が読まれます。その時に、何度か、日本に向けて祈っていてくださったようです。「朝の会では、あなたのこと、日本の惨状を思って、ちょいちょいお祈りしているのよ」と。
スワンヒルの人々の祈りが、被災された方々に届きますよう!
ICETの生徒たちは、義捐金を集めるために何かしたいと切羽詰まった気持ちでいます。義捐金を集めることも大事ですが、それ以外にできることがあるのではないかと思います。例えば、マキロップの生徒たちから日本の学校の生徒へのメッセージをもらい、そこに邦訳をつけて送れば、心が届くかもしれません。どんな小さなものであっても、希望を届けることができれば・・・
皆様からも、留学している生徒たちにこんなことができるのでは、と思われるアイディアをいただければありがたいです。
スワンヒルに、The Guardianという新聞があります。毎年、ICETの生徒たちのことを時々載せてくださいます。その新聞にHarmony Dayの写真がたくさん掲載されているということです。以下、そのリンクです。
http://www.theguardian.com.au/multimedia/21872/harmony-day-2011.aspx