Canberra 3
投稿日:2011年4月30日
キャンベラは、気温が低くなるので、紅葉がすばらしくきれいです。明るい朱から濃い紫に近いものまでいろいろな色があり、陽が射すと鮮明に浮かび上がり、至るところに秋を感じます。
Mt. Ainslie(アインズリー)という小高い山(というよりも丘)があります。最初に行ったタワーからは遠い展望だったキャンベラの町ですが、ここからは、直線で結ばれている戦争記念館と国会議事堂を間近に見下ろすことができます。新設の都市であるからこそ、そして、巨大な大陸であるからこそ、こんな大胆で大規模な都市設計ができるのでしょう。
私は、別の用事で違う場所に。生徒たちは、議事堂で合流したクラス担任のMr. KolokossinとMr. Gavinに連れられて国会議事堂に。ここでは、ガイドが付き、建物内部や、そこに飾ってある絵や肖像画、議会の仕組みなどについて学びます。
キャンベラの中心には、大きな人口湖があります。お天気なので、水の色がきれいで、噴水も時々高々と水を吹き上げます。食事班が昨夜と今朝がんばって作ったハンバーガーを湖岸で。
さて、そろそろサイクリングに出ようかという時に、ハップニングは起きたようです。女子生徒の一人が立ち上がった瞬間にフラフラとして倒れてしまったようです(日本のご家庭には連絡が行っていますので、うちの子ではないかというご心配は要りません)。救急車が呼ばれ、しっかりと手当をしていただき、病院に搬送されるような必要はまったく無いということだったようです。
私が合流した際には、バスの中で静かに休んでいる時でした。午後から夕方にかけて徐々に元気になり、夕刻までには、すっかりといつもの元気を取り戻しました。大きな安堵です。
サイクリングには、絶好の天候です。暑くもなく、寒くもなく。恰好いいバイク乗りを見せる男子生徒たちに、Mr. Kolokossianは、驚嘆。途中で男子グループとすれ違い、その数分後に全員がいつの間にか自分の後ろについてきていることにまず、びっくり。そのうちに、「上手ではないボクを護ってくれているみたいに」回りを囲んで走っている生徒たちに、痛く感激したということでした。
サイクリング後は、Mr. Spokesというその自転車のレンタルのお店のジェラト(シャーベットのようなアイスクリーム)に舌鼓。
たまたま稼業のお手伝いをしていた青年が、「日本人か」と尋ねてきました。「僕は、学校のバンドの遠征で奈良に行ったことがある。美しさに感動した」と言うのです。
ここにも、日本を訪れた若者がいました。キャンベラと奈良との交流が学生レベルでも盛んにおこなわれていることが感じられました。
3時からは、自由行動。
キャンベラの通りには、宣伝がありません。ネオンもありません。だから、知らないと、どこに何の店があるのか、さっぱりわかりません。建物には、そのビルの名前か、会社名しか書いていない街の様子に、「閑散としている」「さびしい」という印象を持った生徒たちもいました。
幸いなことに、ユースは、巨大なモールのすぐ近くなので、ショッピングはそこで楽しむことができます。ただ、惜しかったのは、この日は、代替えの公休日。アンザック・デイは公休日ですが、今年は、月曜日だったので、火曜日が公休日となり、この週末は、ロング・ウイークエンドと呼ばれる5日間の連続休日。モールは、4時までしか開いていないということが途中でわかり、大慌てでユースに直行。
昨日庭先でランチを食べさせていただいた「どんぐりのお家」のJosieさんとCharlesさんが、ユースを訪ねてくださって、一緒に夕食を。CSRIOが新しく立ち上げている植物と動物に関するサイトを紹介するカードを持ってきてくださいました。昆虫や植物の細部を撮った感動するような写真付きです。それぞれの生徒には、2枚ずつしか行き渡りません(ラッキーな生徒は3枚)が、絵葉として郵便を出すというのが条件です。どこに送られるのでしょう。
そのサイトには、オーストラリア全土の植物と動物に関する詳細な情報が掲載されるということでした。
マキロップでは、今週は、ミホさんとアキホさんがお誕生日を迎えます。それぞれのお家で祝っていただいていることでしょう。おめでとう!! デイビッドソンでは、お誕生日がくると、クラスでお祝いする習慣がいつのまにかできています。
食事班のがんばった豚肉とキャベツの生姜焼きと釜揚げ用のおうどんをおいしくいただいた後、先週、お誕生日を迎えられたMr. Kolokossianと、3月の初めにどういう理由かで、みんなで祝ってあげることがなかったエリナさんのHappy birthday!のケーキで夕食は締め。