半分が過ぎて・・・
投稿日:2011年7月9日
2学期が終わりました。
12年生は、この休暇が終わると、トライアルという試験が待っています。HSC(卒業統一試験)の模擬試験です。HSC以上に難しいと言われています。それには、理由があるようです。HSCの模擬試験が易しいものであると油断してしまうので、さらにがんばるように、教育省があえて、難しい内容にしているのだと説明されています。
受験は、どこの国でも厳しいものです。
12年生にとってあいにくなことは、この難しい試験の結果が、留学最後の成績として日本の私立大学受験資料となることです。国立の受験には、HSCの結果を送ることができます。
その12年生、この2週間は、必死の勉強をしているはずです。
11年生は、前半期の試験も終わり、この休暇は、気分的に一番のんびりできる時かもしれません。
10年生は、これでちょうど留学の半分が終わったことになります。感想は、マチマチに違いますが、「早かった」というのと、「あと半年しかない、どうしよう」というのは、共通に持っている感覚のようです。
DHSでは、休暇に入ってから、Mr. Manningの個人面談が行われました。学期末にあったIELTSの試験の結果をもって、前半期の過ごし方がどういう成果となって表れているのか(いないのか)、そして、後半をどうすごしたら最大限の成果が出せるかという内容のものです。
スワンヒルの生徒たちの面談は、来週になります。
成果が自分の努力と伴っていれば、何の問題もありません。
この半年間、しっかりと勉強してきて、自分で望んでいた成果に達した人たちは、本当におめでとう!
でも、肝心なのは、表れた点数ではなく、学習に向かう姿勢と努力の質なのです。
努力をしたつもりだったのに、思うような成果があがらなかったというのであれば、もっと効果的な学習方法を工夫してみたらどうでしょう。今回の面談で、Mr. Manningから、たくさんヒントをいただいているはずです。来学期には、ぜひ、実践してみましょう。
自分の最善の努力を継続していたら、点数という形での成果は出なかったとしても、あなたの努力は、いろいろなところで必ず報われているはずです。
さて、前半期、大した努力をしなかったという人。(そんな人いるのかな???)
自分はこれだけのレベルでいいや、と適当に妥協してしまう気持ちが一体どこから来るものなのかを自問してみる必要があります。
半年経って、精一杯やった、と言えず、同じ状況を続けるのであれば、1年の最後に、「やった!」という達成感は味わうことができなくなります。その達成感があって初めて留学は成功であり、その後の路を歩む自信となるものです。
1学期は、オーストラリアで自分の居場所を探す時でした。
2学期は、本格的に学習に挑戦する時でした。
3学期は、これまでに培ってきた技術をさらに高度なものにし、その技術を駆使して、オーストラリアでの自分の世界を思う存分に広げる時です。
最後の達成感を得るために、そして、真に充実感を感じることができるようにするために、3学期は、極めて大事な時期です。
2学期の終わりには、多くの生徒や先生が病気になるのが、シドニーでもスワンヒルでも常のことです。ICETの生徒も何人か風邪で辛い思いをしました。
この休暇に、十分な休息を取り、思う存分遊び、楽しみ、次の挑戦に向かう準備を心身ともに整えておきましょう。
3学期は、誰もが、留学の醍醐味を感じられるよう、自分のベストだと感じられる毎日を創っていきましょう。あなたのベストでいいのです。あなたがこれが自分のベストだと自分に偽りなく言えるのであれば。