今年度の最後
投稿日:2011年12月17日
昨日をもって、今年度のすべての学校行事が終了しました。
ICET生の成績は、帰国に合わせて少し早めに発行していただくのですが、選択教科の中には帰国に間に合わないものもあり、それが、昨日発行され、これで全部整いました。遅れたものについては、日本の各学校の担当の先生を通じて、生徒に届く手配となります。
帰国した1年組みの生徒たちは、みな、それぞれに、在籍校に無事戻り、また、新しい生活が始まりました。
12年生は、受験がまだ2月まで続きます。それぞれに、本当に自分が志望するところに落ち着くことができるよう祈願しています。
1年間、あるいは、3年間という長きにわたって、学習を積み上げてきました。その間に積み上げてきたもの、拡げてきたものをどう活用するのか。それは、ギャビンさんがおっしゃていらしたように、すべて、「きみ次第」ということになります。
人間は、一人ひとり自由な意思をもっています。これだけは、誰も人を支配することができないし、誰にも支配されるものでもありません。人間の歴史は、施政者や支配者が民の心をなんとか支配しようとする繰り返しであり、メディアも必死にそれを試みています。
多くの貴重な体験を自分の人生の上に積んできた留学生たちが、自分の置かれた環境に調和しながら、そして環境を上手に使いながら、「自分を生きる」ための工夫をしていくことは、当たり前のことで、また、楽しいことでもあります。
何気なくではなく、しっかりと意識をもった生活をすることで、留学中に積み上げてきたことは必ずいろいろなところで活かすことができるでしょう。
新しい環境の中で、精一杯がんばってください。
1年間様々な形でご支援、ご協力くださいました保護者の皆様、ご家族の皆様、心から御礼申しあげます。
ブログは、今年は、これでおしまいとなります。続いて読んでくださったことに心から感謝申しあげます。
今年ご一緒させていただきましたのは何かのご縁でしょうから、これからもどこかで何らかの形でつながっていることを願いながら、最後になりますが、皆様のご多幸とご繁栄を心からお祈り申しあげます。
本当にありがとうございました。
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さて、来年度、こちらに留学してみえる生徒たち、そして、ご家族の皆様におかれましては、上級生が帰国し、ホストファミリーの発表もあり、いよいよと「留学」が間近なものとして感じられるようになっていることでしょう。
先輩たちから、いろいろな話を聞くことができるでしょう。先輩の体験談は、とても貴重なものです。
上手に事を運ぶために、どんな工夫があったのか。たくさんのヒントを得ておきましょう。
また、失敗談、成しえなかったことがあったのであれば、その体験談をシェアしてもらえたことをありがたく思い、そういうこともありうるという知恵をもらったのですから、そこから、自分が何をできるかを考えましょう。
どんな準備をすれば、留学の成功に繋がるのか・・・
・ 家族との時間を大事にする(明るい挨拶を交わす、お手伝いする、家族の生活にかかわる会話をたくさん持つ、社会や世界に起こっていることの話をする等々、一緒にできることをなんでも。)
・ 学校で習っている全教科の内容をしっかりと復習し勉強する(プラス、自分が関心をもっている事柄を探求していく、趣味の世界を拡げていく、日本社会に関する知識を広げる)
・ 英語力をできるだけ付ける(語彙を増やす、フレーズなどの表現を覚える、映画やニュースを英語で聞く、英語の本を読む、話す機会をあらゆるところで探す等々)
・ クラスのお友だちと仲良くする (これがとても難しいことなのですね。留学にまで悩みを引きずらないように。ここでよい人間関係を築くことができれば、文化が違う人々とのグローバルの人間関係も上手に築ける土台ができます。)
この4つの姿勢がしっかりとできていたら、留学してからの生活は、とてもらくです。そして、大きな成果に結ぶつく可能性は無限に大きくなります。
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新年度に向けて、ホームページの改訂を試みているのですが、新しいものへの入れ替えは数ヶ月かかるということです。1月に再びお目にかかる(?)際には、衣替えが間に合いませんが、引き続き、ご利用いただければ幸いです。
また、1月10日過ぎに、この場を通して、皆様にお目にかかりましょう。
A Merry Christmas and a Happy New Year!!!
2012年が、皆様にたくさんの幸せとたくさんの喜びをもたらす年になりますよう!