Try!
投稿日:2012年2月21日
Function of Englishという科目があります。
英語の使い方を習う授業です。例えば、人に物を頼む時には、どういう言い方をすればいいのか。
お礼を言うには、どう言えばいいのか。
英語には、FormalとInformalの使い方があります。Formalは、改まった場、形式を重んじる関係において使われるものです。たとえば、同じお礼を言うのに、友達や砕けた関係であれば、”Ta!” ”Thanks”といった感じ。丁寧な言い方であれば、”I appreciate it・・・” ”I am grateful for…”と感謝の度合いが変わっていきます。
こうしたformalとinformalな言語の使い方を放課後、先生とある生徒が1時間半ほど1対1で習っていました。エクストラの時間です。説明も例文もすべてが英語なので、どうしてもその概念を把握することが難しいようでした。
先生のその忍耐力に感心し、英語を英語で教えるというのはここまで大変なことなのかと改めてその貢献をありがたいと思う一方、一生懸命わかろうと何度も質問する生徒の姿勢も立派だと思いました。
オーストラリアの教育で求められることは、これなのですね。点数ではなく、わかろうとする姿勢であり、一生懸命する姿勢なのです。その姿勢さえ見せれば、先生はどこまでも応援します。今日の午後は、その二人に原型を見たように思いました。
今日は、1時限つぶしてMr. Manningのお話がありました。「オーストラリアでの学習」ということについての話でした。
先生から、質問がふたつありました。
・ Why are you here? (なぜ、ここにいるか)?
・ What do you hope to achieve in the next 11 months? (次の11ヶ月に何を達成したいか?)
生徒たちからは、
英語力の向上・英語が好き・大人になる・成長する・異文化を学ぶ・いろいろな体験をするなどいろいろな答えが出ました。
Mr. Manningが強調されたことは、次のことです。
・ みんなはオーストラリアにいる。オーストラリアは、日本とは違う。とても違う。
・ みんなは自由。いろいろなことをしてみる自由がある。
・ トライすること、体験すること、そして、体験を通して成長すること、それを大事にして欲しい。
・ オーストラリアで大事なことは、トライすること。先生たちが求めているのは、それぞれが精一杯のトライをすること。それのみである。