新しいウエッブサイトの開設
投稿日:2010年5月19日
こんにちは。
ICETの新しいウェッブサイトが開設されました。制作のすべてが、ICETの卒業生である新沼孝徳さんと宮島香苗さんの技術とアイディアと努力によるものです。お仕事に追われる忙しい生活の中で、この制作に時間を作ってくださってリリースに至った貴重なものです。卒業生ならではのアイディアや想いがそこここに感じられます。今回のウエッブサイトは、たくさんの人々が参加し、そこで交流が可能となる流動性を持たせることが主体となっています。生徒たちの投稿も可能であり、行事や学習やホストファミリーでの生活の様子が掲載されます。過去に何度もそれを試みたのですが、なかなか上手に回らず、今回は、投稿しやすい物理的環境が作られていますので、うまく行くものと期待しております。私のブログもその一環です。生徒たちの時々の様子、学習していること、私の想いなどをお伝えすることを目的とし、読者の皆様からのお便りもお寄せいただければ、交流が活発になります。参加者全員が作り上げていくものにしましょう。
それが可能となる土台を築いてくださった新沼さん、宮島さんに心からの感謝を捧げます。
”Respect”
~ Honouring yourself, other living beings and the environment ~
“尊重”
~ 自分に、周りのすべての生命のあるものに、そして環境に敬意を表する ~
これは、私のCAPDの今日の授業の中で、生徒が引いたカードの中の言葉です。
この言葉が意味するところは、生徒一人ひとり違いますが、目的は、メッセージを受け止め、今日の生活、そして、これからの生活の中で具体的に自分が何をするかを考え、実行に移していくことです。言葉を発するのは簡単ですが、それを実践していくことが如何に難しいかは、今の社会の現状が如実に語るところです。
自分の意見や感情を素直に述べ、回りとのコミュニケーションを図り、人と人との間に橋をかけていくという生徒。授業の中で自分の学習と他の生徒の学習を促進するための姿勢の中にこれを取り入れるという生徒。学校環境をきれいにするために率先して模範を示すという生徒。それぞれに今できることから実践していくことに楽しさを見出しているようでした。
私はどう思うかと生徒に尋ねられました。人間の一生の間に出会う人々の数は、限られています。何かのご縁があって出会ったのでしょう。だから、私にとって「尊重」ということは、今の自分、背伸びをした自分でもなく、中途半端な自分でもなく、自然体の中での今の最善の自分で周りの人々に接し、自分がすることにおいても最善を注入することだと思っています。それが、自分に対する尊重ともなります。万物に生命が宿っていると私は信じていますので、自然の美しさを愛でることにより、決して穢れることのない崇高なものとの繋がりを大事にすることが、環境を大切にする意識にもつながります。
今日1日が、良い日でありますよう。