日曜日の探索
投稿日:2012年3月25日
朝9時半ちょっと前、学校の近くのバス停で集合。
最初に見学したのは、Tha Barracksです。
200年前のシドニーは、穏やかな風景で、囚人たちが重労働を強いられていたことは、この絵からは想像できません。仕事で疲れきった体には、こんなハンモックでも、ぜいたくなベッドだったのでしょうか。
最終的に、自由意志ではなく、囚人として強制的に移動させられたのは、16万人を越えました。
その中には、飢餓が苦しんでいたアイルランドから送られてきた4千人を越える孤児の女の子たちも含まれていました。船から下りる際には、「まるで、小包のように放り投げられた」という説明の描写がありました。それほどに、まだ小さな子供たちだったのでしょう。
「バラックス」にいる間に雨が降り始めました。雨宿りを兼ねてセント・メアリー大聖堂に移動したのですが、たまたま、大きなミサがあり、「あと10分入れない」ということ。お腹がすいたという生徒たちもいて、大きなイチジクの樹の下ならなんとか塗れずにランチを食べられそうかな、と思ったのですが、大きな判断ミス。
濡れネズミになって、また、大聖堂に。先ほどの大きなミサは、「産まれなかった子ども達のため」のもので、大きなデモ行進の前のミサだったようです。親の選択で命をもらえなかった子供たちに祈りを捧げ、そのような判断を親がしないように、というデモ行進だったようです。