Harmony Day
投稿日:2012年3月28日
オーストラリアには、Harmony Dayという日があります。
政府が主体となって組織しているもので、この国の多文化多民族を祝いましょうという国家行事です。といっても、国家全体で何かをするというのではなく、各地、各団体にその内容は任され、国としては、こんなactivitiesをしてみたら、というアイディアだけを出しています。
政府が定めている日は、3月21日。
去年は、3月末にスワンヒルでこの行事に参加し、ICETの生徒たちが日本文化を紹介し、震災と津波の募金を募りました。
今年は、DHSで行事をすることになり、学期の最後の日を待って、4月5日と決まりました。
生徒、先生たちが、家族の文化を示す衣装をまといます。ICETの生徒たちは、中国や韓国からの留学生と一緒に習字をする班。ソーラン節を踊る班。和太鼓をたたく班。フェイス・ペインティングをする班。料理をする班。料理を売る班、といろいろに分かれます。
今週月曜日からソーラン節の練習が始まっています。
音楽・演劇・ダンスの三部門のすばらしいパフォーマンスが大きな舞台で繰り広げられるSOPAという祭典が6月にあるので、その舞台でできることをめざして、練習に励むことになりました。
ユリナさんが、みんなをまとめてリードしています。
がんばってくださいね、皆さん。
以下は、ユカさんからの寄稿です。
「日曜日にICETの遠足でCITYにいって歴史的建造物の見学をしてきました。
古い建物や由緒正しい建造物は見るだけでもすてきだし勉強になります。
まず、Hyde Barracks Museumという元囚人収容所へ行きました。ここは世界遺産に登録されていています。当時のバラックの人々がどのような生活をしていたのかがよくわかり、勉強になりました。
そしてシドニーでいちばん大きい教会、St Mary’s Cathedralへいきました。ここはとても大きくてきれいでとても感動しました。
その後はArt Gallery NSWという美術館へ行き、絵や彫刻像などの芸術作品を鑑賞しました。なかには日本芸術などがあるアジア展がありとても懐かしく思えました。
さいごはQueen Victoria Buildingにいきました。この建物は中はショッピングモールになっていますが外観は名前のとおり本物のお城みたいでした。
とても充実した日でした。またいつかたずねたいです。」 by Yuka
計画した甲斐があったようですね。良かったです。
生徒たちが最後にショッピングをしたQVBと呼ばれるビルは、文字通り、大英帝国のビクトリア女王を記念した数少ない19世紀の建造物です。
ロマネスク様式の美しい建物です。ヨーロッパでは、いくらでも見られるものですが、シドニーでは極めて珍しいものです。
現代的なものに建て直しの憂き目を見るところだったのですが、外観を修理し、中を改装して、現代では、シドニーでも最も人気のあるショッピング・モールになっています。