FTA

投稿日:2012年3月30日

今日は、FTAの話しです。

FTAなんていうと、まるで自由貿易協定みたいですね。ここでのFTAは、

Feel

Think

Act

です。

今週の初めから、ホストファミリーから1学期の生活状況に関してのレポートが届き始めています。

生徒たちのこちらでのライフ・スタイルと英語能力の伸びは、正比例します。

英語を使う環境に自らを置いている生徒は、当然のことながら英語力は伸びます。日本語環境に自らを置いている生徒は、伸び悩みます。本人たちが、十分にそれを自覚しています。

オーストラリアにいて、なぜ、英語環境と日本語環境に分かれるのか、不思議に思われる方々もいらっしゃいましょう。

英語環境に自分を置いている生徒は、授業を熱心に受ける、宿題やアサインメントの中に習った単語や構文をできるだけ反映させベストの出来のものを生み出す、学校に用事がなければすぐに家に帰る、英語の本を読んだり、テレビや映画を楽しんだり、食事を一緒に手伝ったり、ホストファミリーとの交流に全力を注ぐ、という生活をしています。

日本語環境に自分を置く生徒は、学校の帰り道に数時間友だちと寄り道し日本語で話し、ホストとの交流は最小限、宿題と称して自分の部屋に閉じこもり、実際に宿題もしているのでしょうが、自分の部屋でiPhoneやiPadタッチ、スカイプなどで日本語での世界を作り、日本語の映画を観、そして、ゲームを夜中までしている、という生活をしています。

そうしたライフ・スタイルの違いが、わずか2ヶ月余で浮き彫りになってきています。

英語を上達させるためのアドバイスは、毎日のように先生たちから出されています。では、なぜ、こういう違いが出てくるのか。それは、生徒一人ひとりの勉学に対する情熱と姿勢、そして、どれだけ自立・自律しているかにかかってきます。

学習が成就するためには、3つのことが必要だと私は思います。学習だけでなく、自分の夢を叶えるためにも同じことが言えます。

Feel - やりたいと思う気持ちです。好奇心を持ち、関心を持ち、そして、なによりも、絶対にやりたいという情熱を持つことです。心がそれに向かって燃えれば、自分の本当にやりたいことに努力が自然に注がれます。

Think - どうやって実現するかを考えます。資力、才能、時間、効力などを考えながら、どうしたら、自分の夢や目標を叶えることができるのか、戦略を立てる必要があります。自分が望むものをどうしたら効率よく得ることができるのか、それが、自分の将来にどう活きてくるのか、自分の今の行動が目標達成に沿ったものであるのか、といったことを考えることが大事です。

Act - 夢も目標も、表に出すことで始めて叶えられることです。表に出して、初めて自他共に認められるものです。英語の学習も、英語をいくら学んだところで、実際に書いて話すことができなければ、学習したことにはなりません。このことは、すべての学習においていえることです。

丸2ヶ月が過ぎました。

この2ヶ月に、自分が得たいものに向かって努力を積んできた生徒たち、オーストラリア社会にしっかりと飛び込んだ生徒たちには、心からの賛辞を送ります。

掲げた言葉と現実の生活に大きなギャップがある生徒たちは、今なら見直しが十分に可能です。真剣に自分と向かいあってください。

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