Earth Hour
投稿日:2012年3月31日
Earth Hourは、2007年にシドニーから始まりました。
今では、地球上の135の国々、5200以上の都市が参加しているということです。
今年は、8時半から9時半までが、Earth Hourとなり、町中の電気が消えると、夜空の星が一斉に輝きをまします。
シドニーから300キロほど西に行ったところに、天文台があります。そこに1枚の写真があります。地球を回る衛星から撮った地球の夜の写真なのですが、一際輝いているところが2つあります。ひとつは、ニューヨーク周辺。もうひとつは日本です。30年ほど前のものなので、高度経済成長真っ只中の日本。都市という都市にネオンがきらめいていた頃です。
恐らく、今同じ写真を撮ったら、とても違う日本の様子が映ることでしょう。
その天文台で、電灯を消すと、すばらしい星空が浮かび上がります。電気がついている時には、その眩しさで、自然の光は、すっかりと遮られてしまっていることがよくわかります。
今夜も、Earth Hourの1時間に、数千年前のメソポタミアやエジプトの人々のように、夜空に横たわる天の川やたくさんの星座や星たちやお月様との出会いがあり、たくさんの会話を楽しんだ人々がたくさんいることでしょう。
シドニーの空に仰ぐ半月は、一際、鋭い光を放っていました。
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今夜は、時計の針を動かす日でもあります。Daylight Savingと呼ばれています。
時計を前に進める? それとも、後ろに戻す?
年に2回、時計の針をどちらに動かすのか迷う瞬間があります。
農業を営む人々が朝の時間を有効に使えることを目的として元々はできたものらしいのですが、ビジネス界では極めて不評なシステムです。
生徒からの質問。
「1時間余計に眠れる? それとも、睡眠を1時間損する?」
「夜中の3時に、時計の針が2時になるの。」
「っていうことは、朝時計が6時なら、まだ、5時っていうこと・・・ ということは、1時間余計に眠れる・・・ やった!!」
ということで、明日からは、日本とシドニーの間の時差は、1時間ということになります。