Commerce
投稿日:2012年6月6日
Commerceという教科があります。商業簿記とでも言えばいいのでしょうか。
非常に実用的な内容のことを学びます。今、やっていることは、クレジットカードを使うことのメリット・デメリット。そして、ローンを借りて車を買うにはどうするか、どの銀行が一番有利な条件を出しているかを調べて比較する、といったような内容のことです。
授業でやったことに対してアサインメントといって、自分がリサーチをして答えなければならないものがあります。
昨日、その教科の担当の先生が見えました。いつもICETの生徒をとても大事にしてくださり、援護射撃をたくさんしてくださるのですが、昨日は、”I am not happy.”ということ。「すばらしくいい笑顔の男子たちなのだけれど、アサインメントをしている気配がまったくない。木曜日が提出なのに、この子たちは、提出しそうにない。困ったものだ!」ということ。
早速と、翌日の今日の午後残ることになったのは言うまでもありません。
明日の交流準備が半ば終わったところで、ホワイト・ボードの前に座らされ、Mr. Kolokossianと一緒に授業。日本語の補助が要ればと待機していたのですが、なんとなく上手にやっていそうなので傍観していました。
しばらくして様子を見に行くと、先生と一緒にインターネットでいろいろな銀行のローンの種類を調べていました。そして、その中のfixed rateというものについて説明を受けていました。でも、それが如何様なものなのかは、どうも分かっていない様子。わかったことを日本語で私に説明してみるよう先生に言われると、なにやらおかしな話が戻ってきました。
利子が固定されていて同額の支払いをし、借りたお金ができるだけ早く返せるようにと決まった以上のお金を返すと逆にペナルティがついてしまうということを説明するともう大爆笑。そんなバカなシステムがあるものか、そんなムチャクチャな、と。
こんなふうに全部の内容がしっかりとわかったら、この子たちの授業はどんなに楽しいものになるのでしょう・・・ 半分わかって半分わからないのは、なんともまどろっこしいのでは。
でも、わずか4ヶ月余でここまでわかるようになってきていますのです。すばらしいことです。これで、確実にアサインメントを期日に提出することができるようになりました。教科の先生も喜んでくださることでしょう。
勉強を本当に楽しくできる瞬間を今日は見た感じがします。ホワイト・ボードの前に円形に座って一生懸命説明を聞いている様子は、なんともかわいらしいものでした。
明日は、1時限目にデイビッドソンの8年生の日本語の授業のお手伝い。用意万端。
そして、午後は、金曜日にBlacktown Girls HSで売るランチの用意です。毎日、毎日、忙しいことです。