Carnivale
投稿日:2012年6月8日
Blacktown Grils HSという女子高で多文化多民族を祝うカーニバルがありました。
デイビッドソンから60キロほど西に行ったところです。
69カ国の国籍が1つの学校の中にあり、90%の生徒が父母の代になると英語が母国語ではないという学校。そこでは、2年に一度、それぞれの文化を祝福する行事があります。行事は1週間続き、大陸毎に祝い、今日は、その最後の締めくくりの日。
ぜひぜひ参加して、と去年から声をかけていただいていました。いろいろな国の食べ物が売られるので、日本のものをぜひ持ってきて欲しいということで、昨夜は、放課後みんなで6時過ぎまでお料理。カレーに、焼きおにぎり、お団子、いなりずし。そして、巻き寿司のデモンストレーション。
まず最初は、国旗のパレード。日本人は一人もいないから国旗がない、とのことで持参。
朝6時に学校を出て、1時間かかって身に付けた浴衣。大好評でした。あまりに喝采に寒さも吹き飛んだ様子。
Multi-cultural(他民族多文化)という意味がどういうことなのか、今日、始めて子どもたちはその真の意味を理解したのではないかと思います。
様々な民族衣装を着て学校の中を歩いている若者たち。そして、それぞれが自分が育った、あるいは、自分の背景にある文化や言語を大事にしつつ、オーストラリアという広い国で共生を試みている人々。
みんな明るくICETの生徒たちに気軽に話しかけてきます。ICETの生徒たちも、こんなにも歓迎されることに少しめんくらったのではないかと思います。
でも、とても嬉しかったことでしょう。お料理も、販売も、そして、ソーラン節もみなそれぞれの場所でそれぞれの役目を果たし、足りないところを互いに自主的に補いながらそつなくこなすことができました。
みな、満ち足りた気持ちで家路についたことでしょう。