時代の変遷

投稿日:2012年8月17日

先ほどの投稿は、久々のものになります。

自分のブログにアクセスができなくなり、少し滞りました。でも、これは、きっと、皆様にICETの新しいホームページをじっくりと楽しんでいただくための貴重な時間だったのだと思っております。

たくさんヒットとして、何度も何度もいろいろな箇所に訪れてください。そのたびに、検索リストの上にあがってくるようです。これから、新しいものがどんどんと掲載されていく予定です。掲載されるごとにトップページにご案内がでます。

前回の続きです。

時代はすごい勢いで変わっていっています。

「Day of Hope」のスピーカー、ゲリン氏は、その変化のために、今の若者たちには、前回の3点を見つめることがとても難しくなってきている、特に、豊かな国においては、と言っています。

それがなぜかという前に、彼は、1960年代からのアメリカやオーストラリアにおける年代毎の特徴をまとめていました。大変、興味深いものでしたので、ここでもご紹介します。

1960年代:市民権の獲得の十年

特にアメリカで顕著でした。あまりにも有名なあの感動的な名演説 ’I have a dream’ のキング牧師の黒人の公民権運動、ベトナム戦争への反戦運動、ウッドストック、ビートルズの歌、大学紛争、ケネディ兄弟の暗殺、キング牧師の暗殺など、アメリカが荒れに荒れた十年でした。(因みに、2年目の生徒たちは、CAPDの授業でちょうどアメリカの60年代、70年代の学習をしたところでした)

1970年代:価値観の変化

暖かな家庭生活を重んじる文化から、物質の豊かさをみんなが求める傾向に転じ、女性の社会進出や性の解放が起こり始める。テクノロジーの発達によりゲームが生活の中に浸透し始めた十年。

1980年代:否定の十年

AIDSが急速に蔓延し始める。メキシコ湾における重油の流出など、今に至るまで莫大な被害があるにもかかわらず、見ないふり。ファッションの「悲劇」が始まる。性が売り物となり、肌を露出するようになり、ファッションに追随するために健康を犠牲にすることが始まる。

 1990年代:希望が見えなくなった十年

多くの若者たちが憧れていた有名なシンガーたちが命を絶つ悲劇、コロンバイン・ハイスクールでの銃殺劇、タスマニアでの銃殺劇など、若者による無意味な大量虐殺が続いた十年。心を見失った若者たちの出現が相次いだ十年。

薬の処方箋の数は、人口よりも多い数に(オーストラリアの例)。ちょっと手のかかる子どもには、育てる方法を考える代わりに「ヘン」だという診断結果が与えられ薬が出される。処方箋の薬による死が増加を見せ始める。何のために生きているのか目的も希望も失ってしまった若者たち。心が空っぽの若者たちの増加。

 2000年代:地獄の十年

世界貿易センターの爆破、北オセチアでのベスラン学校占拠、バリ島での爆破、アチェの津波、ニューオーリンズの洪水など世界が再び地獄を見た十年。

 そして、

現在:Affluenza(アフルエンザ)に代表される裕福な国の子どもたちの不幸。消費文明の落とし子たち。

 命を価値あるものにするのは何なのだろうか・・・

 という内容のものでした。

上記を読みながら、60年代からの日本と比較された方もおありかもしれません。

この続きは次回で。

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