Leadership Day
投稿日:2012年9月12日
Yr 11は、期末考査の真っ最中です。
11日には、ESLとJBS(日本語)のふたつが重なりました。ランチもなく、4時間ぶっ続けの強行な時間割。それでも、終わった後には、明るい笑顔を見せていましたので、良い感触だったのでしょう。ご苦労様。
DHSでは、毎年、7年生が小学校からあがってくると、10年生のbuddy(バディと呼ばれる世話役)が付きます。10年生は、ジュニア部門の最高学年なので、そろそろ大人になる意識が付いていく頃です。このbuddyに選ばれる子どもたちは、リーダーとしての資質を認められ、その後、卒業までいろいろなところでリーダーとしての役割を持つことになります。もちろん、その体験は、その後に続く人生において、大きな影響を持ちます。
そんなリーダーと見つける隠れた目的と、そして、現在9年生にいるそれぞれの生徒たちがリーダーの資質を培っていくための活動が昨日ありました。ICETの生徒たち12年もその活動に招待されました。
Vision(ビジョン)、Values(価値観)、Resilience(跳ね返す力)、Service (奉仕)、Passion(情熱)という言葉をモットーとしての活動。遊びや活動を通して、チームを作り、より高い達成を得るためにどうしたら協力して動くことができるかといったことを考えていきます。その中で、人々をまとめる能力や決断力をどのように示していくかが観察され、来年の人選にと結びついていくようです。
ICETの生徒たちは、今年の最初に到着早々Yr 7のキャンプに行きました。こういう過程を去年通り、buddyとして選出され今年10年生になリーダーとして活躍すべく生徒たちと一緒に、ICET生もリーダーの役目を与えられていたのです。それを振り返る時、生徒たちは何を思うでしょう・・・
ICETの生徒たちに、こういう機会にしっかりと思い出し再認識して欲しいことは、人のリーダーとなる前に自分が自身の人生の良きリーダーであるべきことに努めることです。
自分の良きリーダーであれば、掲げる志には自分の価値観が表れるだろうし、夢や目標を達成するためには何がどのように必要かを必死に考えるだろうし、達成するためにはどんな努力も厭わないだろうし、自分を取り巻く人々と協調関係を築くためにコミュニケーション能力を高めることに努めるだろうし、その結果として社会の中でよい人間関係にも恵まれるでしょう。そして、自分の内には、夢と情熱とチャレンジ精神が泉のように湧き出し、苦労があろうとなにくそ負けるものかと強いバネで跳ね返ることでしょう。
その生き方に共鳴し、一緒にチームを組みたい人、協力したい人もきっと出てくることでしょう。
今朝早く、日本での大学受験に向けてマコさんが飛び立ちました。日曜日には、タイキ君も出発します。二人とも、この3年間しっかりと自らに向けた優れたリーダーシップを発揮してきました。その結果、異国にありながら地域においてそれぞれが「立派だね」と言われる評判を確立しています。熱意ある姿勢と真摯にがんばる姿は、「あんな先輩になりたい」「あんなふうになれるようにがんばらなくちゃ」と同級生や下級生にインスピレーションを与えています。さらに、自分の夢に向けた土台のしっかりと築き、今また次のステップへと踏み出そうとしています。
二人は、間違いなく自分が望む人生を切り拓いていくでしょうし、そして、社会のよいリーダーとなっていくことでしょう。試験では、思う存分、これまで蓄えてきたものが出ますよう!!