しあわせ

投稿日:2012年9月14日

 先日、インターンシップでICETに参加した真子さんから帰国後の連絡がありました。

その一部をご紹介します。

「先日パラリンピックの閉会式をみて、Mr.Gavinの話を思い出しました。障害にも負けずに、努力をし、その壁を乗り越え、人々の前で堂々と競技に取り組む選手たちの姿を見て、感じることが多々ありました。

先生たちと過ごした2週間の間に得たもの、考えたこと、留学時代に感じた新鮮な思いを、これからも大切にしながら、日本での生活も自分らしく、過ごしていきたいと思いました。今、感じることは、ICETと出会えて、私は、幸せになれたことです。また、今回、インターンという機会を与えてくださったことに本当に感謝しています。」というものでした。

Mr. Gavinのお話が聴けたことは幸いでした。パラリンピックがもたらす感動は、オリンピックとはまた全く別の種類の感動です。すごいことを成し遂げた人々への賞賛だけでなく、大きな障害を乗り越え、さらに別の次元にまで自分を高めていくことができる人々の渾身の力と勇気に心を大きく揺さぶられるからでしょう。

「ICETと出会えて、私は幸せになれた」というコメントは、私たちにとっては最高の贈物となる言葉です。人間が究極に求めるものは「幸せ」だと思います。幸せと感じられるということは、人生のいろいろな巡りが上手に巡っていることを意味するからです。そして、その良い巡りを作っているのは、幸せと感じるその人自身だからです。

ICETが幸せをもたらしたのではなく、ICETで学習している間にたまたまそうしたきっかけが見る目、感じ方を変えていくということです。幸せは、内から感じるものであって、外から与えられるものではありません。見方をちょっと変えるだけで、幸せにも不幸せにも感じられるのが、人間の複雑さであり不思議さです。ICETで学習している間に遭遇するいろいろなことが、内にある幸せに気付くきっかけとなり、幸せを掴むことがより自然にできるようになっているのであれば、ICETの教育の中身を考える関係者が本望とするところです。

幸せと感じる部分がとても多いだろうことは、生徒たちの輝きを見ても感じ取れます。昨夜もホストファミリーが持ち寄ってくださったたくさんのご馳走をいただきながら、そんな幸せがはち切れんばかりの笑顔が会場全体を満たした宵となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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