DHS40周年祝辞
投稿日:2012年10月14日
時は、容赦なく過ぎていきます。生徒たちの留学も残るところ2ヶ月を切りました。
少し時宜がずれてしまったのですが、DHSの40周年記念に、ご挨拶いただいた岡山学芸館高等学校の森健太郎校長先生のスピーチをご紹介します。
「デイビッドソンハイスクール創立40周年、誠におめでとうございます。
御校と岡山学芸館高等学校はICET原田房枝先生、当時北区の教育長の職にあられたエドワード・ギャビン先生の大変なご尽力とご協力によって1994年に姉妹校縁組みをする事ができまして、今年で18年になりました。
デイビッドソンハイスクールの皆様のご協力とご支援によって、英語科全員が長期留学を経験するプログラムを設置することができました。これによって、それまで不可能であったレベルの語学能力と、経験を得ることができるようになりました。日本人生徒に最適な学校環境を整備いただき、また、多くの方々の愛情溢れるご指導のおかげで、かけがえのない留学体験ができるようになりました。
特にこのプログラムにご理解と支援をくださった歴代の校長先生、ICETを支えてくださった原田先生、ギャビン先生に心より感謝申し上げます。
おかげ様で、その後、多くの英語科の卒業生たちは大学生活を経て立派な社会人として世界中で活躍しています。
また、短期長期を合わせ、多くのデイビッドソンハイスクールの生徒さん方も本校を訪問してくださいました。
先日も数年前に本校でホームステイを経験されたデイビッドソンハイスクールの卒業生が本校とホストファミリーを尋ねてくださり、懐かしく再会させていただきました。長年の交流を通じ、多くの生徒、保護者の方々の相互交流が生まれ、その後も継続して交流が続いています。
プログラム開始当時、ロズ・モクサム校長先生に大変お世話になりました。ホストファミリーとして私自身をおご自宅でお迎えくださいました事は、私自身にとっても忘れられない思い出となっています。また、96年から2年間、デイビッドソンハイスクールとICETで勤務させていただく経験を得て、生徒指導のあり方、その手法、学校運営について多くのヒントをえる事ができ、その後の岡山学芸館高等学校の教育改革に影響を与える事ができました。本当にありがとうございました。
異文化の背景を持った日本人を生徒を快く受け入れてくださり、様々なご指導、ご助言をくださっているデイビッドソンハイスクールの先生方、ホストファミリーの皆様方に心より感謝申し上げます。
デイビッドソンハイスクールの今後ますますのご発展を心よりお祈りいたしますと共に、学園の皆様のご発展をお祈り申し上げます。
本日は本当におめでとうございました。
岡山学芸館高等学校
校長 森 健太郎
以上、森先生の全校生に向けてのスピーチでした。
今年4月には、DHSの生徒たち25名と二人の教頭先生、日本語を教えてみえる先生が表敬訪問されました。ちょうど、桜が満開の日だったようです。また、このスピーチの中にある先日訪問した生徒というのは、Brad とBenny という青年で、こうした交流が、日本からオーストラリアに、そして、オーストラリアから日本にと両方通行で続いていることはとてもすてきなことです。
どちらに国においても、留学中に築いた絆は、生涯の宝物となるものです。