先輩からの教え
投稿日:2012年12月1日
2006年に在豪した卒業生から連絡がありました。
「今日、突然にシドニーに飛ぶことになりました。明日、1日しかありません。お逢いできますか?」というメッセージが飛び込んできました。これを見たのが、Yr 10 Formalの引率から戻った午前1時。「え? 明日? 明日って今日じゃない!」
幸いにも、行事は無い、なんとかなる!!
ということで、6年ぶりの卒業生に会えることになりました。
さゆりさんは、DHSに留学し、現在は、JALのフライト・アテンダントです。普段の勤務航路は、ヨーロッパ路線かロス路線ということで、シドニーは初めて。もっとゆっくりと時間を過ごしたかったのは山々なのですが、わずかな時間でも再会が果たせたことはとても嬉しいことでした。
将来フライト・アテンダントになりたいという希望を持っている生徒たちがいますので、直接話を聞く絶好の機会と、一緒に行くことにしました。ホストファミリーも、突然ではあっても、”a wonderful opporutnity” と遅くなることを喜んで了承してくださいました。
先輩の優雅さにうっとり見惚れる現行生たち。たくさん質問をしていました。いずれは、私もと、さらに夢を膨らませたことでしょう。
「自分が本当にしたいことをできていることを心から幸せに思っている」というさゆりさん。
「留学中は、ダンス部に入り、普段の練習も楽しかったし、オペラハウスで公演することがあったり、すばらしくいい思い出がたくさん。私の原点になっている」
「留学の体験が、大学に入る際も、企業に入る際も、そして、今も役に経っている」
「留学中は、ひとつの英語ではなく、他民族多文化の環境の中でいろいろな人の英語を聞き、それが、今現在世界を飛ぶ中で非常に役に立っている」
そうしたいろいろなコメントのほかに、きれいな座り方、背筋を伸ばした姿勢、そして、普段の会話の中での言葉遣いなど、大事な教えがありました。
留学当時から、とてもきれいな言葉遣いが際立っていました。
アナウンサーになったら大勢の視聴者を楽しませることができるのではないかと思ったのですが、フラントアテンダントになりたいという留学当時からの夢を叶えて世界を飛び回っている彼女は、幸せと自信に輝いていました。
せめて、もう1日あれば、DHSに来てもらい、全員の生徒が体験談を聞かせてもらうことができたのでしょうが、またの機会です。
もうこの時間には、彼女は、豪と日本の間の空の上で、乗客に優雅な笑顔で接していることでしょう。
夢に向かって飛ぶことの大切さをシドニーのみんなに残しながら・・・