ふうかちゃん、卒業おめでとう!!

投稿日:2013年3月13日

中学校の卒業式に出席できないことを承知で海外に出た少女がいます。

仲良しのお友達との最後の時間を断ち切って、日本を独り旅立ちました。まったくの独りで。卒業見込みで3年間の留学に出る1月末、その頃の不安は、一体如何ばかりのものであったか想像すらできませんが、ともかく踏み出したのです、一歩を。

今日は、日本では母校の卒業式でした。その少女は、今、シドニーの新しい世界で、新しい人々に囲まれ、確実に自分の道を歩みつつあります。どんなにか、心が日本に飛んでいたことでしょう、今日ばかりは。

1ヶ月半経った今、思い切って出てきて良かったな、と感じているといいですね。

 

ICET生たちがスポーツに行っている間に、11年生と12年生のシニアの生徒たちとゲストの先輩たちが果物をむいてpartyの用意。

 

まるでWedding cakeみたいに真っ白なケーキ。こんな時に頼りになるのは、シニアの生徒たち。どんどんと積極的に動いてくれます。

彼らの手際のいいこと!

「卒業証書?」が手渡されました。中身は、級友たちからのメッセージです。たくさん、たくさん、温かな言葉が並んでいました。全員が1歳年上の級友たちは、留学の最初から、ふうかちゃんをとても大事にかわいがってきています。

シニアの生徒たちも、ごく自然な形で傘下に包み込みました。

ふうかちゃんは、しばし、カードを読み耽っていました。きっと、心に届くメッセージがたくさんあったのでしょう。

 

 そのうちに、歌声が聞こえてきました。どうやら、日本の卒業式によく歌うわれる曲のようです。

ふうかちゃんは、椅子に座らせられ、まるでセレナーデのように、級友たちが歌いかけています。

 

「人と同じことをしていたら、自分を創ることも、秀でることもできない」という言葉をどこかで聞いたことがあります。

スピーチをしているふうかちゃんは、とても頼もしく見えました。

 

14歳で自分の道を選択した彼女の勇気と強さを称えます。

そして、2013年のICET生たち、1歳年下のふうかちゃんを級友として、妹として、大事に包んでくれてありがとう!

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