卒業生・保護者のご訪豪に関して

投稿日:2013年5月5日

ポカポカお天気が続いています。

気持ちの良い秋の日々です。でも、朝夕は、空気が少しピリピリしてきました。

「日本からのお客様はいつでも大歓迎」といった文言を綴っていますので、どなたでも大歓迎であるという印象を与えてしまっているかもしれません。そこで、誤解が生じないないよう、今日は、ご協力とお願いのための記事です。

卒業生は、いつでも大歓迎です。ただし、必ず、前もって連絡をください。

卒業生の言葉は、現行の生徒たちの留学のありようにとても影響があります。成功例、失敗例、様々な体験を通してのアドバイスがたくさんあります。また、卒業生が、なんらかの形で、インターンシップの実習が必要であれば、それも歓迎します。

卒業生がお友達やご家族と訪問してくださることも本当にありがたいことです。

現行の生徒たちの保護者の皆様のご訪問に関しては、同じように大歓迎なのですが、残念ながら、時期がいつでもいいとはいかないことが難しいところです。

 時期に制限を設けなかった年もあれば、制限を設けた年もあります。過去に何度か、そんなことを繰り返しています。なぜ、そんなふうに時によって違うのかといいますと、基本的には、日本のご家族の方々に、生徒たちが1年間過ごす環境を知っていただき、親子で共有できる情報、知識、思い出を持つことが大事だと思うからです。そして、物理的な環境を分かち合うだけでなく、一人の子どもを通じてふたつの家族が交流することも極めて大事だからです。そんな共通体験を持つことで、親子の理解や絆がさらに強いものとなります。

ところが、実際に親御さんが訪豪されることで問題も起こります。例えば、

* 子どもが落ち着かなくなる。その理由は、親御さんに会えるという嬉しさもあれば、自分だけだと友達に申し訳ないという気持で微妙に揺れ、それが授業にも出てきます。また、これまでの成長を親御さんに認めてもらえるだろうか、誉めてもらえるだろうか、十分ではないと判断されるのではないかという不安もあります。

* 親御さんに会ったことで、1年という覚悟が崩れてしまう。実際にホームシックになり、勉学に手が付かなくなってしまった例もあります。

* 授業に支障が出る。なぜならば、おいでくださる場合には、休暇と合わせていらしていただきたいというお願いをしていても、親御さんのお仕事の関係でどうしてもこの時でしか取れないということになり、授業がある時とぶつかることがあります。学校が絶対優先となっているのですが、それでも、こちらにいらっしゃれば、週日であっても時間を一緒に過ごしたい、通訳と案内が必要、といったことで、子どもが授業から欠けるようになる場合があるからです。

* 他の生徒たちに微妙な心理的影響が及ぶ。親御さんがお見えになるということは、とても大きなことです。友達の家族は来るけれど、自分のところは来れない、となると寂しさや羨ましい気持ちが出てきます。そして、気持ちを日本に募らせます。

以上のような理由から、現在では、年度途中の保護者のご訪問に関しては、制限を儲けさせていただいております。

ぜひ、12月にいらしてください。12月5日が修了式です。ホストファミリーと一緒に、お子さんのこの1年間のがんばりと、努力と、成長をお祝いしていただけたら最高です。

生徒たちは、12月7日(土)に帰国の途に着きます。過去におきましては、お子さんと同じ便でお帰りになられる方々もおありでしたし、1日前に帰国される方もおありでした。

 大変、勝手なことを申しあげますが、どうぞ、ご理解くださいまして、ご協力をいただければ幸いです。そして、12月には、どうぞ、できるだけたくさんの皆様がおいでくださいますよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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