キャンベラ旅行の感想(3)
投稿日:2013年5月16日
今日は、CAPDの授業でキャンベラの旅行のプレゼンテーションをしました。
タイミングとしては、旅から数週間経った後では気の抜けたビールのようなものなのですが、忙しい生徒たちの学習スケジュールの中では、なかなか準備の時間も発表の時間も取れません。
どのグループも英語でのプレゼンテーションに取り組みました。日英両方で作成したグループもあります。日英の両方を自分の言葉として使えるということは、やはり、すばらしいことですね。
発表の最後に、「こんなにいろいろなことが学習できる旅を計画してくださった先生たちに感謝します。そして、こんなことができる留学に送り出してくれた両親にぼくたちは、とっても感謝しています。」という言葉があり、学びの多い旅だったと生徒たちが実感していることを大変嬉しく思いました。私たち教師がいくら計画しても、生徒に学びたいという気持ちと学ぶための姿勢が無ければ真の学ぶは起こりません。
旅の感想も感動が薄れてしまわないうちに引き続き掲載します。
「私が戦争記念館で一番鮮明におぼえているのは、’The Last Letter’で戦争に行っていた日本兵の一人がその妻に書いた手紙です。読んでいたら涙が出てきました。戦争は本当にみんなの幸せを奪っていくんだなと思いました。」N. F.
「一番印象に残っているのは、戦争記念館。戦争でたくさんの命がなくなったのは知っていたけれど、いざ、その人たちの入っている所に行くと、すごくなんか実感が沸いてきました。14歳の男の子が自分も国の役に立ちたいと17歳と偽って行ったという話を聞いて、涙が出そうでした。今の自分の年よりも若い子が国のために命を捨てたと思うと、とても悲しい気持ちになります。でも、その男の子の勇気はとてもすごいものだと思います。」M. K
「英語だけでなく、こんな体験を身近でできるなんて、帰る頃にはいろいろな面で成長できているのではないかと思います。本当に留学させてくれた親に感謝したいと思います。今、この時代に生きられて本当に私は幸せです。」N. F.
「この3日間、キャビンのメンバーで自炊して食べたり、いろんなことを話したり、タワーのライトアップや満月や星を見たり、とても思い出に残る時間をみんなで楽しくすることができて本当に良かったです。日本にいたら知ることがなかったこと、見られなかったもの、考えなかったことなどたくさん体験でき、とても有意義なものとなりました。」Y. T.
「キャンベラ旅行では、オーストラリアの歴史や文化など、オーストラリアの良いところをたくさん知ることができました。それに加えて、仲間と協力することの難しさも知りました。とても有意義な時間を過ごせたので良かったです。今後の生活にこの4日間の出来事を役立たせたいと思います。」S. I.
「ぼくが一番感謝したいのは、とっても長い長い道を運転してくれたMr. Gavinだ。彼の運転がなかったら、今回の旅行は成り立っていないだろう。先生のおかげで、いろいろな場所にいけたし、とてもよい経験ができた。」G. K.
「今回の旅行を通して一番思ったことは、日本にいるだけではまだまだ知らないことがたくさんあるということだ。(中略)もっと日本とオーストラリアに関係する深い歴史を学びたいと思う。」G.K.
「キャンベラ旅行は、本当に私の中で最高の旅行になりました。3泊4日の短い旅だったけど、ICETメンバーの絆が深くなった気がします。」K. T.
「この旅行で友達との絆がすごく深まったと思います。3人で団結して料理を作ったり、話し合いをして食材を買ったり・・・ みんなで集まって話をしたり、夜中にパンケーキを作ったり・・・ 本当に楽しかったです。あの時の自分は本当に青春していました。あの4時間という長いバス移動でも話し尽きることなく会話をしてました。一生ものの友達ができました。」R.K.
「今、仲良くしてくれるオーストラリア人に本当に感謝でいっぱいです。これからも二国の関係を大切にしていきたいです。」R.K.
「この4日間は、いろんな意味で素敵な時間でした。オーストラリアに対する興味が今までよりもわいてきました。すごくいい経験をさせていただきました。本当にありがとうございました。」M.H.
「キャンベラでしたことや見たものは、ずべて自分にとって貴重なことだったと思いました。すごく楽しい旅行でした。とても、いい思い出となりました。」R. O.
以上、みんなの感想からの抜粋でした。
以下は、チナミさんの感想です。
「24日の水曜日から土曜日にかけてキャンベラへ行ってきました。私はこの4日間、たくさんのものを見て感じ、また、この経験の前後で戦争についての考え方に変化がありました。
まず私の印象に残っているのは、やはりANZAC Serviceです。現地でその土地ならではの行事に参加できたことは本当に貴重な体験でした。アナウンスの内容や、やっていること全てが理解できたわけではありませんが、その場の雰囲気や日本人としてここにいることに意味を感じました。その関連で、Australian War Memorialもとても印象的です。軍事物や兵器、再現によって被災の大きさを改めて目で感じるとともに、日本の戦争記念館とは違う気がしました。何度か日本でも学校行事に行きましたが、その時は、災害について「ひどいなあ」くらいの感想しかありませんでした。しかし、オーストラリアでは、展示物から想像したり、また自分が音や映像などから感じることができます。日本では、日本の被害だけでしたが、オーストラリアのものはたくさんの視点から戦争を考えることができ、とても勉強になりました。子どもからお年寄りまでたくさんの人が訪れていたことも驚きました。
その他の場所もそれぞれ感じることがありましたが、この2つが印象に残っています。そして、このキャンベラ旅行を終えて様々な視点から物事をみることの大切さを知りました。日本の教育もたくさんの角度から物事をみるようにするともっといいと思います。
最後に、このtripでICETのみんなとの協力も増え、ホストファミリーとの生活のありがたさ、過ごしやすさも感じました。
貴重な経験を快適に実行させてくださった先生方、ありがとうございました。」チナミ